シングルマザーが正社員になる方法2つ
2014年4月1日 | よみものシングルマザーが正社員になる方法2つ

【女性からのご相談】
40代シングルマザーです。派遣社員として働いています。正社員の登用があると聞いて就職したのですが、他のシングルマザーに聞いても正社員登用は難しいと皆が言っています。経済的に自立を考えていますが、シングルマザーが正社員になることは難しいのでしょうか?
正社員への道は険しい。これが現実です。
ご相談ありがとうございます。シングルマザーライフ研究家の此花(このはな)です。
シングルマザーが正社員として働きたいと思っていても、一人で子育てをすることで、学校行事への参加や子供の病気等で休むことも多く、フルタイムで働くことができないために、正社員になることは困難です。それでも、経済的な自立を考えると正社員を希望する気持ちは十分わかります。
今回は、この現実にどのように対応していけば良いのかをお話ししたいと思います。

会社が正社員採用について積極的でない理由
正社員採用が厳しい、と判断する理由は、子供の病気等で急に休まなければならない、PTAなどで会社を休まなければならないことがあるからです。
「仕事を任せたい」と思っていても、頻繁に休まれる、残業もお願いできないという状況では、企業も正社員登用は厳しいという判断になります。
正社員になる方法:1
正社員になるには、「会社に利益を与える」こと。
会社に利益を与えるというのは、「売上を上げる」ということです。会社を儲けさせて会社を潤わせれば必然的に社員になります。貰っている給料分以上の働きをすれば良いのです。あなたの働き方次第で正社員への道が開かれることもあるのです。
正社員になる方法:2
「特定就職困難者雇用開発助成金」という制度があることを企業側に話しをして、正社員登用の交渉をしてみることも一つの方法です。
これは、母子家庭の母親などの就職困難者を、ハローワーク等の紹介により、継続して雇用する労働者(雇用保険の一般被保険者)として雇い入れる事業主に対して、助成金が支払われるというものです。企業側もお金が入るので悪い話ではありません。
特殊技能や、専門知識を持っている人の場合、様々な会社と契約をして収入を得ることもできます。正社員でなくても、自分の持っている技術で月収50万円以上を稼ぐことも夢ではありません。
正社員として働きたい理由は何かをもう一度考えることも必要です。
【参考リンク】
・シングルマザーの就業と経済的自立|独立行政法人 労働政策研究・研修機構
●ライター/此花(シングルマザーライフ研究家)