子供に自主的な片付けや掃除を習慣づけるポイント3つ
2014年3月28日 | よみもの子供に自主的な片付けや掃除を習慣づけるポイント3つ

【ママからのご相談】
9歳の息子がいます。男の子なら誰でもそうかもしれませんが、いつも部屋が汚い状態です。また、自分の部屋だけでなく、いろんなものが出しっぱなし、脱ぎっぱなしです。なんとか片付けができるようになってもらいたいのですが、いくら言っても聞きません。何かいい方法があればアドバイスお願いします。
無理やりではなく楽しみながらやらせてみましょう。
ご相談ありがとうございます。育児書コンシェルジュの三尾です。
前回『子供や旦那に家の掃除を手伝ってもらうコツ3つ』、前々回『子供が部屋を片付ける気にさせる方法3つ』に引き続き、私の独自調査でパパママたちから聞いた、「子どもが、掃除や片付けを習慣的にできるようになるコツ」をご紹介したいと思います。
今回は、さらに子どもが自主的に掃除をやるための工夫をお伝えいたします。
子どものモチベーションは、なかなか上がらないのですが、この方法をやることで「子ども自身が“やる気”を持って取り組んでくれるようになった」という話も聞いていますので、よければやってみてもらえると嬉しいです。掃除や片付けをいかに楽しくやるかがポイントです。
それでは、3つのポイントをご紹介します。

(1)子どもの掃除姿をビデオに撮ってあげる
子どもの写真を撮ったり、何かをしているところを、ビデオカメラで録画したりすることがあると思います。
普通に思い出として残すにはそれでもいいのですが、せっかく撮るのであれば、子どものいいところを残しておきたいですよね。
そこでオススメなのが、「子どもが、掃除やお手伝いをしているところをビデオに撮る」こと。
子どもは、カメラで録画されると恥ずかしがる子どももいますが、頑張っている姿を撮られて悪い気はしません。特に、小学校低学年ぐらいの子どもであれば、喜んで映りたがろうとしますし、そのために率先して、一生懸命掃除やお手伝いをやろうとします。
また、録画したものをおじいちゃん、おばあちゃんに見てもらったりすると、子どもも喜びますし、他の見た家族もうれしくなりますよね。
(2)子どもの守備範囲を意識する
この方法は、掃除を自主的にやってもらう以外にも、子どもの「責任感」を身につけるのにも役に立ちます。掃除や片付けの「子どもの担当」を決めてあげるのです。
もし、2人以上いれば、それぞれ別の担当場所や作業を与えてもいいですし、それを交代でやらせるのもいいですね。自分の担当場所が決まることで、子どもはその部分を一生懸命ちゃんとやろうとします。
なかなかやらない子には、前回ご紹介したような継続する仕組みを併せてやってみるのも、いいかもしれません。うまくいくと、子どもがその守備範囲を徹底的にきれいにしたりするようになり、自分なりの工夫をする子もいます。さらに、親や家族に対して、担当場所の使い方まで指示してくるようになることも。
それは、しっかりと自分がきれいにしている、という「責任感」があるからこそだと思います。
(3)お掃除グッズを買いに行く
これは、子どものみならず、掃除をしない男性にも効果があります。
特に男性は、物にこだわる人が多いので、一緒にホームセンターに買い物に行って、便利な掃除グッズを男性目線で探してもらうといいですね。帰ってから早速使いたがると思います。
ただ、一回使って終わりにならないように、掃除をした後に「ありがとう」とか「よくできたね~」と相手を認めてあげる、褒めてあげる言葉をかけることが重要ですね。
旦那さんに言うときは、「さすが! やっぱり上手に掃除できるわ~」「これからも頼みたいわ!」というように、多少大げさでも持ち上げることで、男性のプライドをくすぐってあげると喜ばれるケースが多いようです。
いかがでしたでしょうか。
3回に分けてご紹介しましたが、「片付けや掃除を自主的にやるようになった」というコツを集めてみました。
自分の子どもにどれが当てはまるかは、試してみないとわからないと思いますが、何か気になった方法を試してもらえると嬉しいです。
【関連コラム】
・(前編)子供が部屋を片付ける気にさせる方法3つ
・(中編)子供や旦那に家の掃除を手伝ってもらうコツ3つ
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)