口が達者な娘が生意気にならない子育ての秘訣
2014年3月26日 | よみもの口が達者な娘が生意気にならない子育ての秘訣

【ママからのご相談】
もうすぐ4歳になる娘。おしゃべりが上手で、私に口答えというか、もう反抗してきます。それにつられて、私もつい諭すようにではなく言い返してしまうので、ケンカのようになってしまい困っています。幼稚園では、お友達とどんな会話をしているのかも心配になってしまいます。
ご相談ありがとうございます。ママライターのkaeです。
この頃の子供は、大人の発する言葉は理解できているように思いますが、反応は子供によってさまざま。
例えば、家に帰らなければいけない時間がきたとします。ヤダ、帰りたくないといって泣き叫ぶ子もいれば、(言い返したい気持ちがあったとしても)はい、と素直に聞く子もいるでしょう。じっくりと説明すれば理解できる子もいますよね。
相談者さんのお子さんは、自分の気持ちをはっきり伝えられる、自立心の強いお子さんなのかもしれません。
ママのことが大好きなのに、「好きじゃない!」なんて言うこともあるかもしれませんが、それは言葉を発しただけで、言葉の意味までははっきり理解していなかったり、言った後に、相手がどういう気持ちになるか考えてまで発せられた言葉ではない、ということです。
つまり、音として認識しているだけで、意味まで汲んで対話していない場合もある、ということだと思います。
しかし、言葉の応戦が続けば、いつも冷静なママでも言い争うようなやりとりになってしまうかもしれません。そんなときは、以下に気をつけるようにしましょう。

大人のネガティブワードを吸収してしまった子供は……
お友達を「あんた」呼ばわり!?
『ある時、お友達と遊んでいる最中に、「あんたがおもちゃを取ったからでしょ!」と言っていたのを聞いて、自分がカッとなったときに娘を「あんた」と言ってしまっているんだということを後悔しました』(4歳女の子のママ)
3歳児にひとりでお留守番?
『普段から、片付けができなかったり、出掛ける直前に怒ったとき、「ひとりでお留守番していてもらうからね!」と言ったことがあるのですが、自分から「ひとりでお留守番するからいい!」と遊びを止めず困りました。ひとりでお留守番なんかさせるわけないのに……』(3歳女の子のママ)
言葉の応戦が続いたときに、気をつけなければいけないことは?
・子供の自尊心を傷つけないように気をつける。
・「あなたは、どうせ○○なんだから」と言わない。
・「できない」・「ダメ」・「遅い」などのネガティブワードは、子供には禁止!
・どうしてもぼやきたいときは、深呼吸をしてから、聞こえないようにつぶやく(もしくは、誰にも聞こえないよう、一人になるまで我慢)。
「幼いもの」としてではなく「ひとりの人間」として
子供を「幼いもの」としてではなく、「ひとりの人間」として接し、真剣に向き合っているからこそ、大人に対するような言葉になってしまう、というのは、言葉の発達が早い3〜4歳の女の子ママにありがちなようです。
子供は、理解していないようでしっかり理解できていますし、大人の会話は耳をダンボにして聞いていることを、頭においてみてください。
「どこで覚えてきたの?」なんて言葉は、もしかしたらうっかり言ってしまっているのかもしれませんからね。
お子さんはママとのおしゃべりが大好きなはずですから、これからも会話を楽しんでくださいね。
●ライター/kae(フリーライター)