私の話、聞いてる? 大事な話をしたのに夫が覚えていない理由3つ
2014年3月20日 | よみもの私の話、聞いてる? 大事な話をしたのに夫が覚えていない理由3つ

【女性からのご相談】
夫に大事な話をしているのに、なんとなく聞いてないなと思うと案の定、後日同じことを聞かれたり、夫に用事を頼んだのに、すっかり忘れているということがよくあります。テレビを見たりしているときに聞いてないというのはわかる気もしますが、目を見て話した時でも聞いてないことがあるのはどうしてなのでしょうか。一度言ったことを、二度三度聞かれるとイラっとします。
決してわざとではない、妻の話が聞こえない理由ベスト3。
こんにちは。マリッジノート専門家の湯原玲奈です。
日々起こる沢山の出来事を、夫婦で協力しながらこなしていく場合、「妻から夫に何かを頼む」「妻が夫に家族のスケジュールを伝える」などという場面は結構あるのではないかと思いますが、「夫は話を聞いてない!」という妻の苦情を、私も良く聞きます。
30代以上の既婚男性に取材したところ、その理由は大きく分けて3つあるようですので、ご紹介したいと思います。

(1)突然話しかけられるので、聞く準備ができていない
『帰ってきて早々、子供のスケジュールの相談をされても、動きながら聞いているので頭に入りません』(35歳男性/会社員)
帰宅した直後や、支度中など、「聞く姿勢」になっていない時に急に話しかけられると、男性は戸惑います。
決して聞こえないわけではないのですが、まさに体自体が聞こうという姿勢になっていないと、男性は頭の中に話が入らないようです。男性の脳がシングルタスク向きであるという話とも関係があるのかもしれませんね。
(2)複数のことを同じトーンで話されるのでわからない
『妻の会話は色々な話に派生して飛んでいくので、どこが重要なのか判らない』(42歳男性/自営業)
特に、女性同士の会話は男性にとっては展開が速く、その場にいた男性が聞かれたことを考えている間に別の話題に移っている、なんていうことがあるようです。
「会話の結論」を必要としないコミュニケーションが頻繁に行われる女性同士の会話では問題になりませんが、男性はそういう会話は苦手のようです。
話題の変遷が頻繁なことに加えて、例えば、「日々のこまごましたこと」と「大事な約束」を、同じような会話のトーンで話しているため、話題の区切りがよくわからず、大事な話が頭に残らないということもあるようです。
(3)何かに集中しているときは本当に聞こえない
『スポーツ中継を見ている時は話しかけられても気づかない』(31歳男性/会社員)
『作業に没頭しているとき、急に声をかけられても本当に聞こえないのです』(48歳男性/教師)
男女関係なく、何かに夢中になっている時は周りのことが見えなくなっている、ということはあると思います。本当に集中していると、その世界に入り込んでいるので、声をかけられても聞こえないという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
聞きたくないわけではないようです
こうして話を聞いていくと、男性は何もわざと無視しているわけではなく、また、興味がないから聞いていない、というわけでもないようです。
夫に話をする時は、
・帰宅直後や出勤直前などの時間は避け、落ち着いた時間を見計らう。
・本当にやっておいて欲しいことは、紙に書くかメールなどの文字で知らせる。
などの配慮が必要かもしれません。
円満なコミュニケーションのとり方は夫婦それぞれです。
是非、いろいろと工夫されてみてください。
●ライター/湯原玲奈(行政書士)