白目を剥いて意識ナシ! 子どもが熱性けいれんを起こした時の対処法
2014年3月19日 | よみもの白目を剥いて意識ナシ! 子どもが熱性けいれんを起こした時の対処法

【ママからのご相談】
先日、友人の子が熱性けいれんを起こし救急車で運ばれました。「自分の子がもしそうなったら……」と考えると、とても不安です。子供が熱性けいれんを起こした際は、どのように対処するのが相応なのでしょうか?
まず落ち着いて。とりあえず静かに見守って。
こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターの横山かおりです。
子供の熱性けいれん、心配ですね。わたしも自分自身が幼い頃に2度も経験しているので、遺伝しないか心配です。
今回は息子が小さかった頃、小児科医の先生に聞いておいた、熱性けいれんを起こした時の対処法をご紹介します。

“熱性けいれん”では死なない
まず先生に言われたのは「熱性けいれんでは死なない」ということでした。
それを言われて、まず一安心。ただ、そのけいれんが左右非対称であったり、15分以上続いたりしたら、熱性ではない疑いがあるので、救急車を呼んでいいと言われました。
そして、母であるわたし自身が熱性けいれんを起こしたことがある身。これは遺伝することがあるらしいので、注意した方がいいと言われました。幸い、息子は40度近い熱を出しても、熱性けいれんは起こしませんでした。1度高熱を出して大丈夫でしたら、その後も起きない確率が高いと思われます。
慌ててしまいがちですが、とにかく静かに見守る
「子供が白目をむいてけいれんして、意識がない」
こんな状態を見たら、冷静になるなんて難しいとは思います。しかし抱きしめたり、大声で名前を呼んだり、刺激しない方がいいとのこと。
熱性けいれんの場合、自然に数分で治るのが一般的。「黙って見守る」というのは一番難しい行為かもしれません。しかし、「何分間続いたか」とか「どんな状況だったか」メモをとったりした方が良いということです。
横向きにして、呼吸をしやすくする
けいれんを起こした時に、口の中に物が入っていたり、嘔吐物などがある場合があるので、気管支に入らないように、体も顔も横向きにさせておくのが良いそうです。
そして、もし歯が舌を噛んでいたら危険なので、ハンカチやタオルなどを舌の下に挿むとのこと。呼吸が苦しくないように洋服を楽にさせてあげたり、気道を確保することが大切です。
ここまで熱性けいれんの対処法をご紹介してきましたが、我が子がエクソシストのようになっていたら、落ち着くなんて到底出来ないように思われます。わたしも自信がありません。
とにかく頑張りましょう。深呼吸して、冷静に!
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●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)