投げるor保管する? 子どもの“抜けた乳歯”の正しい扱い方
2014年3月19日 | よみもの投げるor保管する? 子どもの“抜けた乳歯”の正しい扱い方

【ママからのご相談】
初めて子どもの歯が抜けました。私が子どものころは歯が抜けると屋根の上から放り投げていたのですが、マンションに住んでいるということもあり、処分に悩んでいます。
皆さんは抜けた歯をどうしているのでしょうか? また、抜けた後の口はそのままにしていても良いのでしょうか?
> 抜けた乳歯を投げるようになった由来(P1)
> 世界の“抜けた乳歯”の処理方法8パターン(P2)
> 抜けた乳歯を保存する場合の洗浄方法(P3)
> 抜けた乳歯を飲み込んでしまったときの対処法(P3)
> 抜けた乳歯は『歯髄細胞バンク』に預けるという方法も(P3)
> まとめ(P3)
抜けた乳歯の処理方法3つ

(1)昔ながらの言い伝えに従う
私が住む地方では、上の歯が抜けると床下に。下の歯が抜けると屋根から投げるという風習があり、何の疑問も持たず、「良い歯が生えろ」と言いながら放り投げたものです。
今更ながら疑問に思い、ご近所さんにお尋ねしてみたのですが、同じ地域に暮らしていてもその風習はさまざま。
「上も下も関係なく屋根から放り投げる」という人もいれば、「上の歯は溝に投げ捨てる」という人まで。
地方と言うよりかは、その家々に伝わる方法で、次の歯の健康を祈ってみるのも良いかもしれませんね。
ご相談者様はマンションにお住まいのようですので、ご実家に帰省した時に、お祖父さま、お祖母さまと一緒に投げてみてはいかがでしょうか?
きっと、ご両親も昔ながらの風習を懐かしんでくれることでしょう。
(2)ケースに保管する
『tooth case(トゥースケースまたはティースケース)』というものをご存じでしょうか。
日本語で言う“乳歯ケース”ですが、抜けた歯をこのケースに入れて保存する親が増えているようです。
実際、日本最大手・楽天市場での“メモリアル・記念品ランキング”でも、『手形足型』や、赤ちゃんの髪を使用して作る『誕生記念筆』に負けず劣らずの順位ですので、人気のほどが伺えます。
わが家はこの方法で乳歯を保管しているのですが、大雑把な次女は学校で歯が抜け、持ち帰る際に2本無くしています。
コンプリートは無理そうでガックリしていますよ(笑)。
(3)かわいらしい海外の言い伝え
長女のお友達にハーフの子がいます。ママがフランス人ですので、先日参観日でお会いしたときに、「フランスでは乳歯が抜けたとき、どうしていますか?」と尋ねてみました。
フランスでは、枕の下に乳歯を置いて眠ると、翌朝にはコインやおもちゃに変わっているそう。
「子どもにもそうしているけど、毎回、プレゼントを用意しなくてはいけないので大変です」と、カタコトの日本語で教えてくださいました。
こういった海外の風習を生活の中に取り入れてみるのもステキですよね。
抜けた乳歯を投げるようになった由来

抜けた乳歯をどのように処理するかは地域や各家庭によって異なりますが、日本においては屋根上や縁の下へ投げるというのが主流です。
乳歯を投げるのには「丈夫な永久歯が生えてきますように」という願いが込められており、昔から行われていたようです。
投げる際には、これも地域によって異なりますが、「ネズミの歯にな〜れ!」とかけ声を出します。
なぜネズミなのかというと、ネズミは“丈夫な歯”を持つ代表的な動物だから。
全国的にもかけ声には「ネズミ」というフレーズが入っていることが多いようです。
→次ページでは、世界の“抜けた乳歯”の処理方法8パターンを見ていきましょう。