挨拶しない! 言葉遣いも汚い! 我が子が行儀の悪い友達から影響を受けないために
2014年3月14日 | よみもの挨拶しない! 言葉遣いも汚い! 我が子が行儀の悪い友達から影響を受けないために

【ママからのご相談】
小学3年生の女の子の母親です。娘の友達関係の事で悩んでいます。娘とよく遊んでいる同じクラスで、習い事も同じ女の子がいるのですが、この子の言葉遣いがきたなく、また挨拶もしないのです。何度かうちに遊びに来ていますが一度も挨拶はしませんでした。
最近では、「インターホンを鳴らすのが嫌だから家の前で待ってて」と娘に言っているようで、どうもその子の言いなりになっているみたいです。困った事に、娘はその子と遊ぶのは嫌ではないとの事です。 親としてあまり遊ばせたくないと言うのが正直な気持ち。子どもの友達関係に口出しして良いのか、静観するべきか……何でも結構ですのでアドバイスをお願いします。
頭ごなしはNG! ゆっくりと時間をかけつつ何度でも。
ご相談ありがとうございます。“情熱子育てスタイル”の近藤博幸です。
小学校生活をおくる上で、学校の勉強もそうですが、それ以上に親を悩ませるのが友達関係ですね。
幼児期までの子どもの世界というのは、ほぼ、親の目の届く範囲の中で構成されていました。ですが、小学生になると、学年が上がるに連れて親の知らない、目の届きにくい……いわば、「子どもの世界」が少しずつ広がっていきます。
そんな、親の目の届きにくい「子どもの世界」では色んな環境で育った友達がいて、友達同士お互いに、影響を与え与えられる様になっていきます。
我が家でも、特に次男は人の影響を受けやすい性格からか、友達関係が原因の問題が起きたりして色々と考えさせられました。
そこで今回は、我が家での経験も交えながら、子育てママに聞いた「子どもの友達」との関わり方についてお話しさせて頂きます。

頭ごなしに決めつけるのではなく、子どもの話を聴き親の考えを伝える
「あの子、あんな言葉つかってるけど〇〇ちゃんはどう思ってるの」
「家に遊びに来た時とか、挨拶してないけど〇〇ちゃんはどう思う?」
子ども自身が、お友達についてどう思っているのかを聴いてみると、当然ですが、親の知らないお友達の良いところを教えてくれたりします。子どもの話を聴いて、お友達の良いところはきちんと認めてあげた上で、
「少し悪い言葉を使っているみたいだから、その影響は絶対に受けないでね」
「お友達の家に遊びに行ったら、きちんと挨拶してね」
「〇〇ちゃんがイヤな事は、イヤって言えるように頑張ろうね」
と、家の約束事として親の考えをきちんと伝え、あとは見守るだけです。
逆に、「(お友達の事を)あまり良く思っていない」「遊び相手がいなくなるから」「遊びグループからはじき出されるから」等のマイナス言葉が出て来たとしても、「だからママは、あの子と遊ぶのは反対なのよ」と決めつけ言葉を使うのではなく、
「イヤな時はイヤって言えるように少しずつ頑張ろうね」
「遊ぶのがイヤな時は誰にでもあるから、何かあったら帰っておいで」
と、今すぐ白黒ハッキリさせずに少しずつ距離を取らすように促し、静観する事が大切です。
我が家の次男もそうでしたが、そんなお友達とは時間とともに自然と距離が離れていき、他の気の合うお友達と遊ぶようになっていくようです。
いかがでしたでしょうか。
今回は「お友達」のイヤな言動についてのお話しでしたが、実は我が子に対して、「ウチ(家族)の約束事」「挨拶」や「生活態度」などを徹底して伝え続ける事が本当は何よりも大切なんじゃないかと、僕自身今回改めて思いました。
●ライター/近藤博幸(パパライター)