お願いだから協力して! 子どもや旦那に家の掃除を手伝ってもらうコツ3つ
2014年3月14日 | よみものお願いだから協力して! 子どもや旦那に家の掃除を手伝ってもらうコツ3つ

【ママからのご相談】
9歳の息子がいます。男の子なら誰でもそうかもしれませんが、いつも部屋が汚い状態です。また、自分の部屋だけでなく、いろんなものが出しっぱなし、脱ぎっぱなしです。なんとか片付けができるようになってもらいたいのですが、いくら言っても聞きません。何かいい方法があればアドバイスお願いします。
無理やりではなく、楽しみながらやらせてみましょう。
ご質問ありがとうございます。育児書コンシェルジュの三尾です。
前回の『子供が部屋を片付ける気にさせる方法3つ』に引き続き、私の独自調査でパパママたちから聞いた、子どもが掃除や片付けを習慣的にできるようになるコツをご紹介したいと思います。
前回は、「掃除や片付けに対して、子どものやる気を促すコツ」をご紹介しましたが、今回は、子どもに「掃除や片付けについて、もう少ししっかりやってもらいたい、習慣化してもらいたい」という時に効果のある方法をご紹介したいと思います。
子ども自身も、“自分の部屋”の片付けなら、「やろうかな?」という気持ちになるようですが、“家”の片付けや掃除までは、なかなかやろうとはしないのではないかと思います。
家族の生活する空間である「家の掃除」にも、協力できるようになってもらいたいですよね。
3つのポイントをご紹介しますので、よろしければやってみてくださいね。

(1)掃除のやりかたをきちんと教える
そもそも、子ども自身が「掃除のやり方や、部屋の片付け方」をわかっていないケースもよくあります。
「わからないからやらない」という場合は、まず掃除のやり方を丁寧に教えてあげることが大切です。床の掃除は掃除機をかけてから、ぞうきんがけをするとか、そもそもの掃除機がおいてある場所、そのかけ方や、ぞうきんのある場所を教えてあげることです。
特に、自分の家のルールがあるのであれば、そのルールもしっかり教えてあげることも大切。「リビングは毎日掃除をするけど、トイレは週1回でよい」などです。
そして、1回ではなかなか覚えられないので、何回も教えてあげたり、少しずつやれる範囲を増やしていけば、子どもも自分からやろうという気持ちになります。前回の「褒めるというコツ」と合わせてあげれば、効果的ですね。
これは子どもに限らず、掃除をしない旦那さんに対しても同じことが言えますね。
(2)定期的に掃除をする習慣をつける
「掃除をやりなさい」と言えば、その時はイヤイヤでもやる子どもはいますが、習慣化していくのはなかなか難しいことです。ただ、歯磨きやお風呂など、当たり前にやっていることは習慣化できているので、掃除も生活の一部になれば習慣化することができます。
そのコツは、掃除や片付けタイムを決めてしまうこと。毎日少しの時間でもよいので、掃除をする時間を決めてしまいます。すると、その時間は「掃除をしなきゃ」という気持ちになり、そのまま習慣化することもあります。
特に習慣化させたい場合は、生活の一部の何かとセットにすると定着化しやすいです。例えば、お風呂に入る前に部屋を片付けるとか、家から帰ってきたらまず掃除機をかけるなど、うまく生活の一部になるように教えていくといいですね。
(3)気がついたらすぐやる癖をつける
あとは、「気がついたらすぐにやる」ような癖をつけてもらうことも重要です。そのためには、「部屋が汚い時、散らかっている時は、気がついた人が片付ける」というルールを決めておくといいですね。
そして、親自身がそれを率先してやっているところを見せること。子どもがリビングや台所などで気づいてきれいにしたときはしっかりと褒めたり、感謝をしてあげると定着化していきやすくなりますね。
いかがでしたでしょうか。今回のコツは、子どもだけでなく、なかなか掃除や片付けを手伝わない旦那さんにも使っている、というママもいます。
その場合は、旦那さんのプライドをくすぐりつつ甘え上手にお願いしてみると、やってくれたりするそうです。よければ一度試してみてください。
【関連コラム】
・(前編)子供が部屋を片付ける気にさせる方法3つ
・(後編)子供に自主的な片付けや掃除を習慣づけるポイント3つ
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)