出産後に愛情の冷めてしまった夫婦仲を取り戻す方法3つ
2014年3月3日 | よみもの出産後に愛情の冷めてしまった夫婦仲を取り戻す方法3つ

【パパからのご相談】
先日、待望の第一子が産まれました。初めてのパパ体験に戸惑うことも多いですが、なんとか頑張っています。しかし、最近、妻の態度に不安になっています。言葉がきついことや、私に対しての愛情を感じません。喧嘩も多く悩んでいます。
出産を機に変化する愛情の実感。
「結婚作家」の池です。ご質問ありがとうございます。
出産を機に、夫婦の関係性が変化することは意外に多いようです。
特に女性は、男性よりも思うところがあるようです。妻の本音を理解して、仲の良いご夫婦になれるようにアドバイスさせていただきます。

(1)愛されている実感が減少
ベネッセ次世代育成研究所の調査で、「お互いを心から愛していると実感する」という夫婦の割合を調べたところ、妊娠中は夫も妻も7割以上「愛情を実感する」と答えていますが、0歳児期には夫は6割弱、妻においては4割弱と急激に下回ることが解っています。
1歳児期には、夫は半数以上が「愛情を実感する」と答えていますが、妻は3割弱という実感の低下が見られ、夫よりも妻の方が出産後、不満を持っていることが解りました。その理由には、夫からの労いがない、夫の育児や家事への参加への不満などにあることも解っており、その不満が、「夫から愛されていない」「夫からの愛情を感じられない」という感情を抱かせてしまっていることが解ります。
女性にとって出産は、人生の中で大きな出来事です。その一大事に、夫に対してマイナスの感情を抱いてしまうことは、この先の夫婦関係にも大きく影響をすると考えられます。
「おかしいな」と思った時にこそ、すぐに対応をしましょう。
(2)愛情表現はコミュニケーション
妻に対してすぐに出来ることは、まずコミュニケーションです。感謝の気持ちや愛情をきちんと伝えることです。
「愛している」と直接言うのは恥ずかしい、という方は手紙や、お花などのプレゼントでもいいでしょう。
「ママ」としてではなく、「妻」として大切に想っていることをきちんと伝えてあげてください。私自身の嬉しかった夫の言葉は、「休んでいてもいいよ」という言葉でした。慣れない育児に心が少し落ち込んだ時の妻にこそ、労いの言葉をかけてあげてくださいね。
(3)育児も家事も「一緒に出来る」
言葉だけでなく、気持ちを行動に移していくことも必要です。
特に男性は、突然始まる育児に戸惑うことが多いと思いますので、妊娠中から妻と沢山の事を共有しておくことが必要です。子育ての最初は大変忙しいものです。ミルクの作り方や離乳食のレシピ。子どもに対して、きちんと向き合える夫であることに、妻は安心し頼りになると感じるでしょう。
また、家の家事に対しても妻に任せっぱなしになっていることを、自分も出来るようにするだけでも、妻は安心します。つまり育児も家事も、「一緒」に取り組むことができ、つらい時や疲れた時に頼れる夫が妻には必要だということです。
夫婦は二人三脚です。片方だけが頑張るという形では、息が詰まってしまいます。お互いに思いやりが持てなければ、優しくない夫婦関係が出来あがってしまいます。
二人三脚とは、互いが必要としあってこそ、ということを忘れずにいたいですね。
●ライター/池倫子(結婚作家)