実はキケン! 雨の日に子どもと自転車に乗る時の注意点
2014年2月26日 | よみもの実はキケン! 雨の日に子どもと自転車に乗る時の注意点

【ママからのご相談】
4歳児のママです。2月は普段降らない雪が降りましたね。さすがに雪の日は自転車に乗りませんでしたが、自転車の便利さを考えると、雨の日でもつい乗ってしまいます。雨の日にこどもを乗せて自転車に乗るのはやはり危ないのでしょうか?
自転車・徒歩限らずに「いつもとは違う」ということを認識することが大切!
ご質問ありがとうございます。ママライターのkaeです。
雨や雪、こどもは大好きですよね。
雨の日のお出掛けは、ママにとっては移動はどうしよう、無事に辿り着けるかしら? と不安要素もたくさん。自転車でも、歩きでもいつもと違った危険が潜んでいるので、気をつけなければいけません。

雨の日の自転車で気をつけるべきポイント
雨の日は、徒歩に比べると、自転車を利用した際の転倒が約2倍に増えています。電動付き自転車は、なんと3倍になるのだそうです。重いながらも、電動付きのほうが安全かと思いきや、転倒でのケガ率が多いのには驚きです。
(1)自転車に傘を差しながら乗るのはNG!
ときどき、傘を差しながら器用に自転車に乗っている人を見かけますが、実は道路交通法・東京都道路交通規則等で禁止されています。傘を固定して乗るのも同様ですから、どうしても乗らなければいけないときは、レインコートなど、雨具を着用して乗ることをおすすめします。
(2)雨具着用時の視界不良に注意しましょう
上記に、傘を差しながらの自転車走行は、禁止されていることを挙げましたが、レインコートのフードで、視界が遮られてしまったり左右の視野が狭まるので、運転には十分に注意が必要です。
(3)こどもを乗せた自転車の運転は慎重に。スリップ注意!
マンホールなどの金属板や、落ち葉、縁石に乗り上げてしまうのも、転倒の原因のひとつ。走行中だけでなく、こどもを乗せるときや、荷物を乗せる際に倒してしまうこともよくあるようです。
歩くときに気をつけるポイント
自転車で移動するときと同様、こどもと徒歩で移動するときの注意点をあげていきたいと思います。
(1)階段などの滑りやすいところは、こどもの手をつなぐと安心
階段や、エスカレーターなどの特に滑りやすいところは、手をつないで転ばないように注意してあげましょう。
親子ともに、滑り止めが付いているレインブーツを履いたり、滑りそうなところは極力歩かないようにするなど、しっかりと踏みしめて歩きましょう。
(2)こどもが持つ傘は目立つ色のものを!
雨の日は、薄暗かったり音も遮断されてしまうので、自動車から見えにくくなりますので、晴れの日よりも少しだけ注意が必要です。まだ歩くのがままならないのに、傘を差したい! 自分ひとりで歩きたい! と濡れながら歩く子もいますよね(うちの娘はそうでした……)。
傘の一部分が透明になっている傘は、視界を遮らないようにすることもできるので、そういった傘を持たせてあげたり、レインコートや、レインハットを被せて、傘を持てなくても雨に濡れないようにしてあげると良いと思います。
雨の日は特に、「濡れないように早く家に帰りたい!」と焦って行動してしまいがちですが、自転車・徒歩に限らず、“いつもとは違う”ということを認識することで、より安全に過ごすことができると思います。
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●ライター/kae(フリーライター)