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スキンシップ不足? 赤ちゃんがまとまって寝ない原因と対処法

スキンシップ不足? 赤ちゃんがまとまって寝ない原因と対処法

2019.05.13 記事更新しました!

ママライターのアンジです。

睡眠不足、赤ちゃんの夜泣き、本当に大変ですよね。ゆっくり眠れなければイライラしてしまうものです。

4~5か月の赤ちゃんの睡眠時間について育児書には『このころから延びてくる』と書いてあるものが多いですが、実際は育児書どおりにいかない赤ちゃんがほとんど。

寝てくれる子もいるし、全然まとめて寝てくれない子もいます。

また、別の育児書には『このころに夜泣きがはじまる子もいる』などと書かれており、夜、ちょこちょこ起きてしまう赤ちゃんの原因ははっきり分からないことがほとんどのようです。

そうは言っても、何度も起きて泣かれてしまうとどこか悪いのかと不安になってしまうもの。

今回は、赤ちゃんが“ちょこちょこ起きてしまう原因”になり得る事柄などについてお話しさせていただきます。

寝ないのも赤ちゃんの個性

待ちに待った赤ちゃんとの新生活。そんな穏やかな思いもつかの間!

「赤ちゃんが全く寝てくれない……」と頭を悩ましているママさんも多いのではないでしょうか?

実際、よく寝る子もいれば、なかなか寝つけない子もいます。生まれて間もない赤ちゃんは1日合計15時間から多くて20時間も寝ると言われています。

しかし、リズムや寝方は赤ちゃんによって異なり、なかなか寝れない子や放っておいたら勝手に寝ている子も……すでにこの時期から“個性”が存在するのです。

外の世界に出てきて間もない赤ちゃんはあらゆる刺激に敏感でデリケート。

周りの環境に慣れてくる生後3〜4か月ごろには生活リズムが少しずつ整ってくると言われているようです。

“寝かしつけ”はママたちの最大のテーマであり大きな壁でもあるでしょう。

新生児期の赤ちゃんが寝ない原因と対処法16選

生後約4週間の時期を“新生児期”と言います。特に最初の2週間は、赤ちゃんが外の世界で自分の力で発育していくことに慣れる大切な時期。

呼吸の仕方や栄養の取り方……母体を離れたばかりの赤ちゃんはこのリズムに慣れるのに必死なのです。

ミルクの量が足りていない

4か月を過ぎれば、ミルクを飲む量もぐっと増えてきます。

まずは、ミルクの量が足りているのか調べましょう。小児科でも赤ちゃんの体重は測ってもらえますので、順調に増えているのか相談してみるといいでしょう。

また、“泣いたら授乳”というのを習慣にしていると、ちょこちょこ飲みしてしまうという赤ちゃんもいます。

5か月が過ぎたら、泣いても“お散歩をする”などして気を紛らわせ、間隔をあけるようにしてみましょう。

生活リズムが定まっていない

規則正しい生活は、規則正しい睡眠につながります。

朝は7時ごろには起こす、夕方5時以降にはお昼寝させないなど、毎日同じような生活にして、夜にちゃんと眠くなるようリズムをつけてあげましょう。

体調が悪い

体調の変化によって眠りが浅くなることがあります。

毎日お風呂上がりには、赤ちゃんの全身をしっかりとチェックしましょう。

また、ゲップをちゃんとさせていなかったり、便秘だったりすることでも眠りが浅くなることがありますので、お腹が張っていないか、優しくマッサージして調べてみましょう。

耳をよくさわる癖のある赤ちゃんは、耳がかゆい、痛いなどの症状があることがありますので、一度耳鼻科に行くといいかもしれません。

スキンシップ不足

スキンシップがもっと欲しくて、泣く赤ちゃんもいるそうです。

「たくさん触っているけど……」という方もいるかもしれませんが、どのくらいのスキンシップで安心するかは、赤ちゃんによりけり。

過度な刺激

昼間にたくさんの刺激を与えると、神経が高ぶったまま夜を迎えてしまうことがあるそうです。

いろんな刺激を与えてあげることはいいことですが、時間は2~3時間を目安に、適度な刺激を心がけましょう。

眠くなる前に無理やり寝かしつける

赤ちゃんが眠たくなる前に、無理やり寝かされると、一時間ごとに来るレム睡眠という浅い眠りのたびに、グズグズいってしまうということがあるそうです。

またその逆に、眠りたいのに無理やり時間までおこしているのも、夜泣きの原因になることもあるということ。

赤ちゃんの“眠たい”のサインを見逃さないようにしましょう。

泣いたときすぐに抱っこする

先ほど、浅い眠りが1時間ごとに来るとお話しましたが、眠りが浅くなり、グズグズ言いはじめてすぐに抱っこをしてしまうのも“ちょこちょこ起き”を習慣づけてしまう原因になるそうです。

グズグズ言いはじめてもすぐには抱っこせず、少しだけ様子をみてそのまま寝てしまうことはないか試してみましょう。

げっぷがでなくて苦しい

授乳後のげっぷが出なくて胸が苦しい可能性があります。

「げっぷが不十分だったかな?」と思ったら、しばらくげっぷ出しに付き合ってあげましょう。

また、赤ちゃんは胃が縦になっているので、飲み込んだものが戻ってきやすいのも特徴です。

普通に寝かせてしまうと胸が苦しくなってしまいがちなので、抱っこで寝かしつけるときも頭側を少し上げるようにしてみてくだい。

お腹が空いている

1回の哺乳量が少ないため、すぐにお腹が空いてしまうことも。最初はうまく飲めず、また体力も無いため十分に飲む前に疲れてしまう赤ちゃんも多いようです。

ママもヘトヘトだと思いますが、必死で飲む練習をしている赤ちゃんに根気よく付き合ってあげてください。

一般的には母乳よりミルクの方が腹持ちがいいとも言われているようですので、ママの休息ふくめてたまにミルクを挟んでみても良いかもしれませんね。

うんちが出てなく、お腹が張って苦しい

「うんちが出てないなぁ」と感じたら、お腹を優しくさすってあげたり体操などで体を動かしたりしてみると解消されることがあるようです。

母乳の場合はとくに、ママが糖質や脂質を多く取ると赤ちゃんが便秘しやすくなりますので、食生活にも注意が必要です。

新生児期の赤ちゃんは、体温調節が上手にできません。そのため、部屋の環境を整えてあげることが大事になります。

暑い時期に生まれた赤ちゃんの場合は、空調などを使って冷えない程度に。

寒い時期に生まれた赤ちゃんなら身にまとう洋服やお布団などを工夫して暖かくしてあげてください。

寂しさ、不安を感じている

光や音、外の世界の刺激に敏感! 不安を抱いているようなら、ママがしばらく抱っこして、声をかけてあげましょう。

ママの声と笑顔で接してあげると赤ちゃんも安心して落ち着いてくれるようです。

おむつの状態が悪い

赤ちゃんが寝ない原因として考えられることに、おむつの状態が悪いこともあげられます。

ウンチやおしっこで汚れているときはもちろん、サイズが合っていないことでも不快になり眠れなくなってしまうのです。

おむつを交換したばかりだったとしても、すぐまた汚していることもあります。

このころの赤ちゃんは成長スピードも早く、少し前に使っていたおむつのサイズが急に合わなくなっているということもしばしば。

常にチェックするようにし、快適なおむつ環境を整えましょう。

あせもや乳児湿疹

赤ちゃんは汗をかきやすく、皮脂の分泌も多いもの。

ウンチも水分が多い傾向にあり、そのままにしておくとかぶれてしまうこともあります。

しかも、赤ちゃんの肌のバリア機能はまだ完全な状態とはいえないため、大人は平気だったとしても問題を起こしてしまうこともあるでしょう。

特に生後3か月ごろは乳児湿疹になってしまう赤ちゃんが多いと言われています。

とはいえ、赤ちゃんにとって肌に異物ができるのは当たり前のことなので、すぐにアトピーを疑うなど過剰に反応する必要はありません。

平らなところに恐怖心を抱く

ママのお腹の中にいた赤ちゃんは、ずっと丸まった状態。

そのため、抱っこした状態から、布団など平らな場所に移されることで恐怖を感じることがあります。

寝たはずなのに、布団に置いた瞬間に目を覚まして泣いてしまうのはこのため。

できるだけ丸くなれるような姿勢で寝かしつけるようにするといいでしょう。

仰向けで寝るのが苦手

赤ちゃんは鼻呼吸するのがまだ未熟で、仰向けで寝かせようとすると苦しくなってしまうことがあるようです。

縦向きでの抱っこで長時間寝る赤ちゃんは、この傾向にあると言えるかもしれません。

ただし、この鼻呼吸は成長することによって自然とできるようになるため、それほど心配する必要はないでしょう。

どうしても寝てくれないときは、頭を少し高くしてあげると、スムーズに眠らせることができるようです。

適応不全

適応不全とは、これまでいた子宮環境とは違う外の世界にうまく適応することができず、その結果眠れなくなってしまうことを言います。

10か月ものあいだ子宮の中にいたわけですから、これは当然のこととも言えるでしょう。

これに対しては、まず赤ちゃんの眠る環境を子宮の環境と似たような状態にしてあげることが重要です。

とは言っても、難しいことはなにもありません。「ゆらゆら揺れる」「丸くなる」「ママの心音が聞こえる」という子宮内の環境に一番近いのは、ママの抱っこです。

抱っこひもなどを使い、ゆっくりと抱っこしてあげるといいでしょう。

子宮と同じようなカーブをえがいたベッドなどもあるため、うまくいかないときは試してみてもいいかもしれません。

寝ぐずりとは

夜になって眠いのになかなか眠れず、赤ちゃん自身がグズグズ言っている状態を言うようです。
なぜか1時間も2時間も寝てくれず、ママもパパもヘトヘト……そんな状態になっていませんか?月齢が低いうちはすんなり眠れない赤ちゃんが多く、泣くことで体力を使い眠る赤ちゃんもいるようです。

【寝ぐずりが始まる時期】
寝ぐずりは生後6か月以降からよく見られます。生後1〜2か月の早い時期から始まる子もいるようです。
【寝ぐずりが終わる時期】
終わる時期もその子によって異なり、1か月で終わる子もいれば、半年以上続く子もいるようです。一般的には1〜2歳で終わることが多いようです。

生後2〜3か月以降に見られる寝ぐずりの原因

赤ちゃんに自我が芽生え始めている
ママやパパに甘えたいという気持ちを表現している

  • 欲求が満たされていない(お腹がすいている、オムツ)
  • 湿疹などでかゆい、また暑いor寒いという不快サイン

 

などが考えられるようです。

しかし、いずれも“寝ぐずり”はその子の個性であるという考えが強く、一般的な原因はないと言われています。

寝ぐずりの対処法8つ

朝は8時までに起こす

朝は8時までには赤ちゃんを起こしてあげましょう。

朝日を浴びさせ、服を着替えることで、朝と夜の区別がつくようになり、生活リズムも整ってきます。

お母さんは毎日の寝かしつけで寝不足になっているかもしれませんが、朝の始まりを早く、毎日同じ時間にしていけば赤ちゃんはその分早く寝付いてくれるようになります。

添い寝で背中トントン

寝ぐずりを対処するには、安心感や包まれる心地よさを感じる添い寝が効果的なようです。

多くの寝ぐずり赤ちゃんが、興奮や不安などで心細い気持ちになっているのです。

そんな時こそ、大好きなママの存在を側で感じることで安心し心も体もリラックス。気付けば目がとろ〜んとし始めますよ。

昼間はお散歩を日課に

赤ちゃんも生後6か月ごろになりと、離乳食も進み始め、だんだん体力がついてき始めます。

体力が有り余っているとなかなか寝つけないことあるので、お散歩や適度な運動をし快い疲れを与えてあげましょう!

寒い日や天気が悪い日であっても、お家でしっかり遊んであげることをお忘れなく。

昼寝は時間を決めて!

生後3~4か月ごろになると徐々に体内時計ができ始めます。

どんなに遅くとも15時ごろまでにはお昼寝できるように環境を整えてあげ17時までにはお昼寝を切り上げましょう!

ズルズルと寝てしまうと、夜の寝ぐずりにつながってしまいますのでご注意を!

入眠儀式を実施!

毎晩眠る前に繰り返し行なう行動のことを言います。習慣をつけることで自然と、“眠る時間”が分かるようになってきます。

入眠儀式を行なうことで、すんなりと眠れるようになり睡眠の質も上がると言われているようです。

儀式内容に決まりはないので、

  • オルゴールをかける
  • お腹をトントンしてあげる
  • 絵本を読んであげる

など、ママとパパが無理なく楽しく毎日のスキンシップがはかれる方法をつくってあげてください。

スクワットをする

赤ちゃんを抱っこした状態でゆっくりとスクワットすることで、眠りにいざなうことができると言われています。

早ければ1分ほどで効果が現れるとされていますが、そうでない場合には15分ほどかかることもあり、ママの体力が試される寝かしつけ方法と言えるかもしれません。

胎内音を聞かせる

ママのお腹の中で成長してきた赤ちゃん。子宮の中で聞いていた胎内音を聞くと、深いリラックスを得られることもあります。

静かな環境で音楽を流してみると効果的なようです。

子守唄を歌う

その名の通り、子どもを寝かしつけるための歌です。

昔ながらのやり方だけあって、効果はお墨付きと言えるのではないでしょうか。

自分で歌うのは大変ですから、動画などの音源を使うといいですね。

ママに心のゆとりを持つ

「寝てくれない!」とイライラが募ってしまいがちですが、ママがイライラしていると子どもにも伝わりグズグズが余計ひどくなってしまいます。

ゆったりリラックスした状態で対応するように心がけましょう。

赤ちゃんが夕方に寝ないワケ

日が暮れ始めるタイミングで、突然泣き始めてしまう赤ちゃんはいませんか?

実はこれ、『黄昏泣き』と言われるもので、いつも夕方の決まった時間に泣き出してしまう赤ちゃんもいるほどです。

黄昏泣きは特に理由もなく泣いてしまうため、授乳やおむつ交換をしても泣き止んでくれないでしょう。

この黄昏泣きが始まるのは生後3か月をすぎたぐらいからと言われているため、生活リズムのできていない新生児であれば別の原因を疑うべきかもしれません。

生後7か月ぐらいまでにはおさまると言われているため、悩み過ぎず、落ち着いて対処するのがおすすめです。

赤ちゃんの泣いている理由がわからないときの対処法3つ

(1)放っておく

デリケートな赤ちゃんは、わずかな刺激でも興奮してしまい眠れなくなってしまうことがあります。

泣いてるときは、興奮がおさまるまでそっとしておくことも必要です。刺激を与えず、ママがそっと見守ることで泣き止むこともあります。

(2)寝たふりをする

これも(1)と同様で、ママが起きていることが刺激となり、赤ちゃんの目がさえてしまうこともあるようです。

ママが起きていると赤ちゃんは遊びたいという欲求がでてくることがあり、寝たふりをすることで諦めさせることができるかもしれません。

疲れているとママもそのまま眠ってしまうことがあるため、“フリ”でやめるのに気を使うでしょう。

(3)パパに抱っこしてもらう

ママに抱っこされていると、母乳がもらえると思って泣き出してしまう赤ちゃんもいます。

そんなときは、抱っこする役割を授乳できないパパに交代することで、スムーズに寝てくれることもあるようです。

パパの方が寝かしつけが上手ということは珍しくありません。

赤ちゃんが寝ないときのママのイライラ解消体験談3選

誰かに話す!

『実母に電話して話をブァーーっとしたらスッキリ! 誰かに愚痴って気持ちを楽にすることは必要だと実感しました』

子育てを1人で抱え込まず、実母やママ友、友人や親友、助産師や相談窓口などに話をきいてもらうことは大切なようですね。

神経質になり過ぎない!

『少しぐらい泣いても平気! と適度に気持ちにゆとりを持ち切り替えることで、信じられないぐらい楽になりました!』

泣いたらすぐに抱っこしてあやして……って繰り返していたら体がもたないですよね。

全ての時間を赤ちゃんに費やし全神経を集中するのではなく、頑張り過ぎないことを頑張ることも大事なようです。

外に出かける

『ストレスがたまってちょっとでもイライラしたときは、近所の商店街まで子どもと一緒にお散歩に行ってました! オバちゃんに「あら! かわいい子だねぇ〜」って言われると気持ちも上がってハッピーに』

赤ちゃんと外出し、周りの人と接したり外の景色を眺めたりするだけでも気分転換できますよね。子ども以外の誰かとコミュニケーションをとることも必要でしょう。

このほか、香りで気持ちをリラックスさせているという方も多いようです。

入眠・快眠・リラックス効果があると言われるアロマを上手に使って日々の疲れを癒してみてはいかがでしょうか?

赤ちゃんが寝ているとき気を付けたい“乳幼児突然死症候群”

赤ちゃんの眠りについてお話してきましたが、赤ちゃんが寝ているときに呼吸が止まり亡くなってしまう『乳幼児突然死症候群』という病気もあるようです。

実際の頻度としては2,000~3,000人の赤ちゃんに1人という結果があり、それほど多いものではないと言えるでしょう。

環境を安全に整えることで頻度を下げることができるとされており、注意すべきこととして以下の3点が挙げられています。

  • うつぶせ寝をやめる
  • 妊娠中や赤ちゃんの周囲での喫煙を避ける
  • できるだけ母乳で育てる

生後6か月以内の赤ちゃんに起きることが多いことから、この期間はしっかりと親が一緒に寝ることが大切なようですね。

まとめ

「寝ぐずりとは」や「寝ぐずりの原因」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

寝ぐずりもその子の個性の一つ。だからこそ、それぞれに寝かしつけ方法があり独自のスタイルもあるようですね。

赤ちゃんは泣き疲れたらそのまま眠れますがママはそうはいきません。休みたくても赤ちゃんに付き合いクタクタですよね……。

そんなときこそ、どうか一人で抱え込まずにパパや親などのサポートを受け積極的に自分の体も休めてください。

ママのイライラは子どもにも直接伝わります。心身ともに落ち着かせ、ゆったりと穏やかなスキンシップを心がけたいですね。

●ライター/アンジ(ママライター)
●追記/パピマミ編集部
●モデル/杉村智子(まさとくん)

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