妊娠後期の早産を防ぐために気を付けること6つ
2014年2月24日 | よみもの妊娠後期の早産を防ぐために気を付けること6つ

【女性からのご相談】
もうすぐ妊娠後期に入ります。辛いつわりを乗り越えてここまで来たので、早産してしまったらどうしようかと不安です……。妊娠後期だからこそ、気を付けなければいけないことはありますか?
妊娠後期の早産は、高確率で助かるというデータがあるので安心して。
ご質問ありがとうございます。ママライターの亜依です。
妊娠22週~36週の間に、赤ちゃんが生まれることを早産といいます。
調べたところ、早産の9割が、32週以降からというデータがありましたが、心配しないでください。
ある産婦人科のデータによると、妊娠8か月(28週)で早産してしまった赤ちゃんの生存率は、93%。妊娠9か月(32週)を越えると、その確率は99%ですから、何らかのトラブルで早産してしまっても助かることのほうが多いようです。
早産に繋がる原因はいくつかありますが、そのほとんどは、体質や感染。自分ではどうすることも出来ないので、対策の仕様がありません。しかし、ご自身で注意することにより早産を予防できることもありますので、ご紹介したいと思います。

(1)疲労やストレスを溜めない
疲労やストレスは後期だけでなく、妊娠期間を通して防ぎたいもの。
人の子宮口は下を向いているため、立っているだけで早産を引き起こす可能性もあります。おなかも大きくなり疲れやすくなりますので、適度な休息を取るようにしてください。
(2)浮腫(むくみ)に気をつける
妊娠中毒症の原因は、高血圧や太り過ぎにあります。
普段から体重増加には気をつけ、浮腫が出てきたときには塩分を控えるようにしましょう。
(3)夫婦生活は控えめに
炎症の原因となります。
「清潔に」を心がけると同時に、乳首への刺激はやめましょう。
(4)タバコやアルコールは厳禁
胎児への影響はご存知のとおりだと思います。
受動喫煙にも気を付けたいですね。
(5)尿意を我慢しない
妊娠後期に入ると、膀胱が圧迫されます。
尿意を我慢していると、多くの早産のきっかけとなる“炎症”を引き起こすので要注意。
(6)おなかの張り
一番のサインは、“おなかの張り”です。頻繁に張るようでしたら、病院で診てもらいましょう。
実は、私も頻繁にお腹が張るため、病院へ行ったことがあります。原因は“便秘”でしたが、診てもらうことによって安心感を得ました。
不安を拭い去るためにも、出かける際には母子手帳と保険証と携帯電話を必ず持っていくようにしましょう。
里帰りや出産の準備を済ませ、いつ生まれても良い状態にしておくと安心できますよ。
●ライター/亜依(ママライター)