子どもを甘やかす夫にイライラ! 夫婦間で決めておきたい子育てルール
2014年2月21日 | よみもの子どもを甘やかす夫にイライラ! 夫婦間で決めておきたい子育てルール

【ママからのご相談】
1歳10か月の息子がおります。できるだけ子供にさせたくないことを、夫はさせてしまいます。甘いものを食べさせる、ジュースをあげる、スマホで動画を見せる、スマホでゲームをする。甘いものやジュースはたまにはいいとは思いますが、さすがにゲームはまだ早すぎると思います。
私はイライラしてしまい、子供の前で、「やらないで!」と夫に怒鳴ってしまいます。何か良い対処法はありませんか?
親子でも夫婦でも一緒! やっぱり会話が大切です。
ご相談ありがとうございます。“情熱子育てスタイル”の近藤博幸です。
我が家では、次男が今年12歳になりますので、1歳10か月という時期はちょうど10年前になりますね。
その頃は、スマホなんてアイテムは当然無く、携帯電話で10秒程度の動画が撮影出来た位の機能しかなかったように思います。そう考えると、この10年間で子育てを取り巻く環境も大きく変わってきたと言えますね。ただ、どんなに素晴らしく便利なアイテムが出来たとしても、子育ての本質は変わる事はないでしょう。
また、“夫婦”と言っても、生まれ育った場所や環境も違いますし、考え方も違います。そんな2人が夫婦となり、一つ屋根の下で暮らしていく上で、価値観のズレは生じてくるのが普通です。
ただし、子育てにおいては、パパとママが違った事を言っていると、子どもが迷います。子育ての方針に、ある程度の決め事・ルールは必要です。
そこで今回は、「子育てにおける、ルールや決め事を明確にする事の重要性」についてお話ししていこうと思っています。

(1)甘いお菓子やジュース
例えば我が家では、甘いお菓子やジュース等については、掛かり付けの小児歯医者から、週末だけならOKと言われています。……と言っても、永久歯に生え替わりつつある小5の息子に対しての指導なので、参考になるかどうかわかりません。
ただ、あまり糖分を取り過ぎるのも、お子様の歯に影響がありますので、週に2日だけとか、更に10時と15時とか時間を決める等、夫婦間・親子間でのルール決めが必要かと思います。
(2)スマホ
スマホについては、日本小児科医会が、乳幼児の心身の発達への影響が心配されるとして、スマートフォンの利用を控えるよう、保護者に対し啓発活動を行うと昨年発表したそうです。
そうは言っても、乳幼児向けの絵本やパズルなどのアプリも増えていますし、実際、0歳〜6歳の子どもがいるママ300人を対象にした調査では、1歳までにスマホやタブレットデビューしたのは44.7%で、3人に1人が2歳までに自発的に使うようになっているそうです。また、スマホやタブレットが子育てに役に立つと感じているママは、84%という数値が発表されています。
正直、驚きの数字ではありましたが、アイテムは違えど、我が家でも息子達が乳幼児期にはビデオやDVDは鑑賞させていました。ただし、それらを鑑賞するときは、「一緒に」みていました。
スマホやビデオに「お守り」をさせないという事
大事な事は、スマホやビデオに「お守り」をさせないという事だと思います。
「スマホを与えて、ほったらかし」では、親子の触れ合いがなく、そこに会話もコミュニケーションもありません。スマホを親の管理の下、一緒に動画を鑑賞する、交代でゲームをする等、動画を見ながら一緒に踊ったり歌ったり、乳幼児向けパズルを一緒に楽しんだり、そんな親子の触れ合いがあるならば、問題は無いと僕は思います。
大切なのは、子育てに関して夫婦できちんと会話をし、ルールを明確にしておく事です。
子どもと一緒にスマホを楽しむにしても、一回につき何分までとか、子どもに見せる動画やアプリ等、普段の会話から話し合っておくと良いと思います。
いかがでしたでしょうか。
夫婦においても、会話が基本だと思います。お母様のイライラはお子様にも伝わりますので、イライラをため込んで爆発する前に夫婦でしっかりと話し合い、楽しい子育てライフを過ごせる事を願っております。
●ライター/近藤博幸(パパライター)