子供の汚い言葉遣いを直すコツ3つ
2014年2月21日 | よみもの子供の汚い言葉遣いを直すコツ3つ

【ママからのご相談】
7歳の一人息子がいます。最近言葉遣いが悪く、親に対しても、「やめろ!」などと言ったり、友達の悪口を平気で言うようになっています。ちょっと言葉が汚い友達との付き合いが多くなったせいかもしれません。その友達とは仲良くしているので、付き合うなとは言えない状況です。
家で注意をしてもなかなか言葉を直そうとしてくれないので、どうすればよいでしょうか。
どうしても使ってほしくない言葉以外は大目に見ましょう。
ご質問ありがとうございます。三尾@関西弁が子どもにもうつっているパパです。
男の子だと、友達との付き合いや、漫画やゲームの影響で言葉遣いが悪くなることもあります。
きちんとした言葉遣いをしてもらいたいのは親の気持ちですが、無理やりおさえつけても反発するし、定着もしにくいです。子ども同士で遊んでいるときはむしろ、子ども同士の世界を尊重してあげた方がいいですね。
それよりもTPOを意識して、状況や場所によって言葉を使い分ける教育をした方が、子どもも普段、変なストレスを抱えることがなくなるので、言葉を使い分けられるようになりやすいです。男の子を持つ十数人の親御さんからの意見を聞いていても、普段の言葉遣いはよくないという声が多いですね。
そんな親たちが、工夫をして子ども達に言葉遣いを教育したコツを3つご紹介しますので、よければ参考にしてください。

(1)使ってほしくない言葉は理由も含めて伝える
子ども同士で使う言葉や親に向かっても「遊びで使う言葉」については、多少大目に見てもいいのではないかと思っています。
しかし、親として使ってほしくない言葉については、しっかりと子どもに伝えている親が多かったです。そして単純に伝えるだけではなく、理由も説明しておくと子どもには伝わりやすいです。
例えば、『親や目上の人に向かって、「やめろ!」というのはよくないよ』というだけではなく、「目上の人は、いろんなことを教えてくれるから尊敬しないとダメなんだよ。社会に出た時に、言葉遣いがよくないと人が離れていくよ」というように、理由もセットにするといいですね。
(2)状況によっては叱る
状況によっては叱ることも大切です。相手を傷つける言葉や、差別用語など、本当に使ったらいけない言葉については、本気で叱ることが大事です。
(1)の対応をとっていれば、毎回注意することはなくなりますが、優しく言っていると子どもが言うことをきかない場合もあります。
親が、子どものことを想って叱るのであれば、その気持ちは通じます。叱るときは、「相手が傷つくから」という理由を説明するのと同時に、ぐだぐだと叱らずに、ガツンと叱ってしまうと子どもの耳に入りやすいですね。
(3)親がお手本を見せる
場面や状況で言葉の使い方を教えても、子どもはその通りに使うことができません。そういう経験を何回も積んでいくこと、何回も親が教えていくことで、少しずつ使えるようになります。
比較的早く身に着けさせようとするのであれば、親がお手本を見せるのがオススメです。
子どもは、親の言動を真似します。子ども自身が真似をしようという気持ちがなくても、自然と真似をしてしまっていることもあります。親が普段人と接する時に、言葉遣いを正しく使っていると、子どもも同じように言葉遣いがよくなっていきます。
私が聞いた親たちは、「子どもの前では気をつけている」という意見が多かったので、夫婦の会話でも子どもに使ってほしくない言葉は止めておきましょう。
いかがでしたでしょうか。実際に親たちが実践してきた方法ですので、お役に立てるのではないかと思います。
もちろん言葉をきちんと教えることも大事ですが、ある程度は大目に見てもいいのではないでしょうか。よければ一度試してみてくださいね。
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)