平凡な毎日よサラバ! 無趣味なママが何か打ち込めることを見つける方法
2014年2月20日 | よみもの平凡な毎日よサラバ! 無趣味なママが何か打ち込めることを見つける方法

【ママからのご相談】
はじめまして。私の周りのママは習い事や資格取得など、家事・育児以外にも自分が打ち込めるものを見つけて輝いて見えます。私も何か始めたいのですが、これといった趣味もなくわかりません。「好き」をうまく見つける方法はありますか?
「やりたくない事」と「やりたい事」を整理しましょう。
ご相談ありがとうございます。
私も、「整理収納」というものに出会うまでは、これといった趣味もなく、ただルーチンワーク的に淡々と家事をしながら毎日を過ごし、打ち込める趣味といったものがなかったので、お気持ちがよくわかります。
好きなことを見つけるには、自分の思考や価値観を整理するのことが近道。とは言っても、具体的にどうしていいかわからない人も多いと思います。
最近読んだ神田昌典さんの著書、『非常識な人の成功法則』(フォレスト出版)という本に、よい方法が出ていたのでご紹介します。

先に「やりたくないこと」を明確にする
(1)絶対にやりたくないことを書き出す
(2)やりたいことを書き出す
「やりたい」ことを見つけるのに、「やりたくない」ことから書き出すのは驚かれたかと思いますが、これは、自分が本当にやりたいことを絞っていくのにとても効果的です。
最初にやりたいことから書いてしまうと、無意識のうちに世間体などを気にしたり、本当にやりたいことを自分でも自覚していないため、本当はやりたくないことまで書いてしまうそうです。
そこで先にやりたくないことを明確にすることで、自分が潜在的に思っている願望を引出し、本当に情熱をもってやりたいと思うことだけ書き出せる……というわけです。
ベティ・エドワーズという美術教師がいました。絵を教えることについては天才的な教師です。
彼女は言います。
『親指を描きたいのなら、親指を描こうとしてはいけません。親指を描くのなら、親指の周りの空間を描きなさい』
私も試してみたのですが、やりたくないことから書いていくことで、「キャリアアップはしたい」けど、「身を粉にして働くことはしたくない・無駄な残業はしない」など、自分でも気づかなかった本音と向き合うことができました。
ペンと紙を準備して、30分程自分自身と向き合ってみてください。
書き終わる頃にはやりたいことが明確になって、スッキリとした自分に気が付くことでしょう。
もうすぐ春。新しいことを始めるのにちょうどいい季節です。その前に自分が本当にやりたいことを見つけておくと、より充実した新年度が迎えられます。
●ライター/小竹三世(キッチンライフアドバイザー)