親として何ができる? 子連れ離婚してシングルマザーになった娘への手助け方法2つ
2014年2月18日 | よみもの親として何ができる? 子連れ離婚してシングルマザーになった娘への手助け方法2つ

【女性からのご相談】
娘が子供を連れて離婚しました。最近、ニュースなどで「シングルマザーの貧困」や、シングルマザーが夜のお店で働かざるを得ない状況であることなどを知り、ショックを受けています。私どもも年金暮らしなので、面倒を見てあげたくても、自分たちの生活でいっぱいなので余裕がありません。
それでも、娘親子が貧困状態にならないように何かしてあげたいのです。娘親子の将来を思うと夜も不安で眠れません。
「いつでも相談に乗るよ」と娘さんの心の支えになって下さい。
ご相談ありがとうございます。シングルマザーライフ研究家の此花です。
子連れ離婚をした娘さんの将来が不安で仕方ない。親として手助けしてあげたいが、自分たちも娘親子を見る余裕がない……。そんなご心境だと思います。親御さんとしても苦しい思いをしていることでしょう。
今回は、自分の家族や友人がシングルマザーになった場合、どんな助けをしたら良いのかについてお話しします。

シングルマザーを孤立させないことが大切
「相談できる人がいない」「頼れる家族はいない」という状況に陥っているシングルマザーが多くいます。困ったことがあった場合に、頼る人がいない、相談できる人がいないというのは、辛く切ないものです。
シングルマザーを孤立状態にしないようにするためにも、頼る場所や相談できる人が必要なのです。「困ったらいつでも相談に乗るわよ」と声を掛けてあげましょう。
(1)必要だと思われる仕事情報や支援情報を教えてあげること
「子供がいても働くことができる職場を知っている」「シングルマザーに対する支援があるみたい」「子供を預けることができる保育園がある」など、シングルマザーの手助けとなる情報や、困ったことが起きた場合の解決方法などをシングルマザーに教えてあげて下さい。これもまた一つの支援方法です。
(2)期限を決めて自立を促すことも大事
親御さんが支援をする場合には、期限を決めて支援をすると良いでしょう。
乳飲み子を抱えて離婚した場合には、仕事に就くことは難しいものです。その場合は、「仕事を見つけて生活が落ち着くまで」「子供の保育園が見つかるまで」「小学校に上がるまで」というように、期限を決めて支援することも必要です。そうすることでシングルマザー本人の経済的自立を促すことにつながるのです。
シングルマザーにとって、何か困ったことが起きたときに相談できる人がいるというのはとても心強いものです。
シングルマザー自身が自分の力で解決し生きていくための知恵を貸していくことも、支援につながっていきます。全てを支援するのではなく、経済的に自立した生活を促していくことも支援なのです。
【参考リンク】
・あしたが見えない~深刻化する“若年女性”の貧困~ | NHKクローズアップ現代
●ライター/此花(シングルマザーライフ研究家)