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ママは知っておかなきゃ! 日本の年中行事の意味と楽しみ方【下半期編】

ママは知っておかなきゃ! 日本の年中行事の意味と楽しみ方【下半期編】

【ママからのご相談】
3歳の娘が、先日幼稚園で鬼のお面を作りました。幼稚園では、節分当日に豆まきをするそうで、娘も楽しみにしています。我が家では今まで節分の行事に何かをしたことがないのですが、せっかく娘が興味を持っているので、今年は豆まきをしてみようと思っています

私の実家は、お正月くらいしか行事をしない家庭だったので、実際、行事の時に何をすると良いのかがいま一つわかりません。行事の意味と、何をする日なのかを教えて下さい。


前回の『年中行事の意味と楽しみ方「上半期編」』に引き続き、今回は下半期の7月から12月までの日本の行事の意味と楽しみ方についてお伝えします!

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7月:七夕

七月七日は季節の節目となる節句の一つで、もともと「七夕」は七日の夕方という意味で、「しちせき」と言っていました。

五色の短冊に願い事を書いて笹竹に飾ったり、長生きを願う折鶴や、豊漁や豊作を願う網飾り、魔除けと言われている吹き流しなどを飾るのが一般的です。

天の川に隔てられた織姫と彦星が七夕の夜に年に一度だけ会える……という言い伝えは、中国から伝わったお話です。

8月:お盆

お盆とは、ご先祖様の霊があの世から帰って来て家族と一緒に楽しいひとときを過ごし、また帰って行くという日本古来の信仰に基づく行事です。

お盆の日にちは地域によって異なりますが、7月13日〜16日、若しくは8月13日〜16日に行なわれることが多いです。

過ごし方としては、13日の「迎え盆」では、迎え火をしてご先祖様をお迎えし、15日に先祖供養をし、16日に送り火をして、「送り盆」をするのが一般的なお盆の流れです。

9月:中秋

「中秋」とは「秋の中日」を指し、旧暦の8月15日を指します。

この夜の月を、「中秋の名月」や「十五夜」と呼び、満月に見立てたお団子と、魔除けの力があると言われているすすきをお供えします(十五夜は、必ずしも満月とは限りません)。

10月:十三夜

日本では、同じ場所で「十五夜」と「十三夜」の両方を鑑賞する風習が一般的で、どちらか一方だけ鑑賞するのは「片見月」と呼ばれ、忌まれていました。

十三夜は、旧暦の9月13日の月のことで、別名「後の月(のちのつき)」「栗名月」とも言い、十五夜についで美しい月とされています。

11月:七五三

地方によって違いはありますが、一般的には数え年で男の子は5歳、女の子は3歳と7歳に、晴れ着を着て氏神様に参拝し、無地成長したことを感謝し、これからも無事に育つようお祈りをする行事です。

11月15日が七五三ですが、現在では日にちにこだわらず、11月中の、土日祝日に行なわれることが多くなってきています。

12月:大晦日

大晦日は一年の最後の日、12月31日を指し「大つごもり」とも言います。

日本では、大晦日は「歳神様(としがみさま)」への信仰に基づく儀礼から生じたとも言われています。地域によって、様々な年越しの風習がありますが、108の煩悩を祓う除夜の鐘をつく習慣や、年内に年越しそばを食べる習慣などが一般的です。


今回は、日本に伝わる大きな行事について、その意味と過ごし方についてお伝えしました。

この記事を書きながら、お盆に玄関の前で母と一緒に、「精霊馬(しょうりょううま)」(故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物として、きゅうりやナスを胴体、折った割り箸を足に見立てて差し込んだもの)を作って火を焚いた幼い頃のことを、筆者も思い出しました。

家族での思い出が一つ、また一つと増えるように、日本の四季折々の行事の「我が家流」の楽しみ方を見つけて下さいね!

【関連コラム】
日本の年中行事の意味と楽しみ方【上半期編】

●ライター/赤井理香(個性幼児教育専門家)

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