とにかく安静に! 切迫早産と診断されたプレママが最優先すべきこと3つ
2014年2月17日 | よみものとにかく安静に! 切迫早産と診断されたプレママが最優先すべきこと3つ

【女性からのご相談】
現在、妊娠28週目に入ったのですが、検診で切迫早産と診断され、自宅安静を指示されました。医師から説明を受けたのですが、初めての妊娠なので不安が治まりません。先輩ママのアドバイスが欲しいです。
まずは自分のことを第一に考え、心身ともにリラックスが必要です。
こんにちは、切迫早産を2回経験したメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。
仕事を持っている人や、2人目以降の妊娠、病気など、切迫早産と診断される原因は様々あります。
私自身、いずれの妊娠も切迫早産を経験しました。仕事もしていましたし、それに伴うストレスや身体が思うように動かないことからのストレスもあり、「早産になってしまうのではないか」と、とても悩みました。
でも、今一番大事なことは何かと気づいた時に、気持ちがスッと楽になったのを覚えています。

(1)子宮の環境を保とう
切迫早産と診断されたら、「自宅安静」か「入院」と医師に指示されます。
自宅安静と言われた場合は、自分の身の回りのことをする以外は、できるだけ寝て過ごすようにするといいでしょう。身体を疲れさせたり、ストレスになることを避けなくてはいけません。赤ちゃんが子宮の中で居心地良く過ごせるよう、環境を整えてあげることが何より大切です。
(2)仕事や家事は二の次に
そうは言っても、仕事をしているプレママや家事のことが気になってしまう人には、そういうことを考えてしまうだけでストレスになってしまうこともあります。
しかし一番大切なのは、赤ちゃんをお腹の中で育てることです。お母さんが自分の身体をいたわらなくては、赤ちゃんが元気に育つことができません。
仕事は、きちんと会社に事情を話し、休職か退職を選択します。家事は、旦那さんに協力を仰ぎましょう。また、家事サービスを頼んだり、母親の手を借りたりする方法もあります。
それに1~2週間、完璧な家事が出来なくても何の問題もありません。そのくらいの気持ちで乗り切る方が大切です。
(3)過労・寝不足・ストレスを排除
切迫早産を良くするために、過労や睡眠不足を早々に解消させましょう。ストレスは、本を読んだりお茶したり、映画を観るなどして普段できないことをするようにして解消させます。睡眠不足やストレスなどがあると、子宮への血液循環が悪くなってしまいます。
「のんびり過ごすこと」を心がけ自宅で横になることを中心に生活しましょう。
プレママにとって、元気な赤ちゃんを産むことこそが大事な仕事です。行動を制限されるのはストレスになりますが、それをプラスの考え方でいいように捉えることが大切です。
私も不安で仕方がありませんでしたが、助産師さんに、「できるだけ、毎日を楽しい気持ちで過ごせるよう工夫するようにしてみましょう」と声をかけられたことで、前向きになれました。
医師の指示を守り、心身ともにリラックスすることが、自分のためにも赤ちゃんのためにもいいことに繋がります。
「不安にならない」なんてことはムリですが、それに近づくことは出来るはずです。
【参考資料】
・『赤ちゃん そのしあわせのために』発行/公益財団法人母子衛生研究会
●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)