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引越して3か月がアブナイ? 転勤後の憂鬱から奥様を救う言葉がけテクニッ

引越して3か月がアブナイ? 転勤後の憂鬱から奥様を救う言葉がけテクニッ

【男性からのご相談】
仕事の転勤で引越しをしました。新居に来てから3か月目くらいですが、妻に元気がありません。知り合いも友達も近くにいないので、寂しいのかな? 子育てが大変なのかな? と思ったりもしますが、自分自身が新しい職場での仕事に慣れるのに精いっぱいで、土日もゆっくり相手ができない状況です。

妻を元気づけるには、どんな言葉がけをしたらよいでしょうか。

a まずは、奥様の話をしっかり聞いてあげることが大切です!

ご相談ありがとうございます。

引越ししてから2~3か月目というのは、引越し直後の緊張がゆるむと共にドッと疲れが出たり、虚しい気持ちに襲われたり、孤独感にさいなまれたりする時期ですね。

誰も知り合いがいない土地での生活では、「夫だけが頼り」という奥様も多いのですが、転勤の場合は、ご主人も新しい職場に慣れることに一杯一杯で、なかなか家庭生活を顧みる時間的余裕が無い、という声をよく聞きます。そんな状況がますます奥様を憂鬱にさせているのかも。

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お引越し後の奥様達に話を聞いてみると、多くの方が、

「(旦那様が)いつも以上に仕事ばかりで、ゆっくり話をする時間がない!」
「新しい職場に慣れるのも大変だろうけど、知らない土地で暮らす私だって辛い!」

というような事をおっしゃいます。私もその気持ちは痛いほどわかります。不安や辛さを感じながらも、「新しい職場で大変そうだし……」と我慢している奥様が多いのです。

「具体的に」聞いてあげること

ご相談者様の奥様も、知らない土地での不安、子育ての不安、実家や友達から離れてしまった寂しさなど、聞いて欲しいことが溜まっているかもしれません。まずはたくさん話を聞いてあげてください。

そのためにこんな言葉掛けをしてみてはどうでしょうか?

「新しい家で足りない物はない?」
「今度の休みの日にやっておいた方がいいことある?」
「近くに子供が遊べそうな場所はありそう?」

……などなど。

ポイントとしては、奥様が日常生活で困っていることはないか、「具体的に」聞いてあげるということ。忙しい日々の中でも旦那様が、自分達家族の生活を気にかけてくれている事は、奥様にとってはとても嬉しく、心強いことなのです。

こうして声掛けをしてきっかけを作ってあげると、「それがね……」と奥様が堰を切ったように話し始めるかもしれません。

共感してあげることの大切さ

すぐに解決できる(例えば一緒に買い物に行くなど)事と、簡単には解決できない事と、2通りあると思います。

簡単に解決できない場合、大切なのは、「共感してあげること」。

心療内科医の姫野友美先生は、著書『女はなぜ突然怒り出すのか?』(角川書店)の中で、こうおっしゃっています。

『男とおんなとでは、会話に何を求めているかが違う。おんなの脳が会話に「共感」を求めている』

では、「共感」を相手に有効的に伝えるには、どうすればよいのでしょうか? あるテレビ番組で実験をしていました。その結果、聞き手が「頷き」や「相槌」などを適切に行うと、話し手の脳にリラックス状態を示す変化が確認され、話し手の満足感が高まりました。

番組の結論としては、相手の目を見て、「うんうん」と頷いたり、「そうなのか、大変だな」などと相槌を打ちながら、穏やかに話を聞くと良いとまとめられていました。決して、「そうは言っても……」とか「でもそれは……」などと奥様に言わず、聞いてあげてください。

そして、「知らない土地で大変だよね。頑張っていると思うよ」と労ってあげましょう。


転勤とお引越しは家族の一大事。ご相談者様も新しい職場で大変だとは思いますが、家族が元気でこそお仕事にも専念できるはず。

奥様を心配する優しいご主人の気持ちが、しっかり奥様に伝わりますように!!

●ライター/パピルス(フリーライター)

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