結婚後もキャリアを継続させたい! 女性が仕事と結婚生活を両立させるためのヒント3つ
2014年1月27日 | よみもの結婚後もキャリアを継続させたい! 女性が仕事と結婚生活を両立させるためのヒント3つ

【女性からのご相談】
31歳女性です。今年、結婚をする予定です。結婚した後、現在の仕事を辞めるか、続けるかで悩んでいます。好きな仕事だから続けたいけれど、夫が理解してくれるか、共働きで家庭がうまくいくのか不安を感じています。
今のキャリアを継続しながら幸せに。
「結婚作家」池です。ご質問ありがとうございます。
結婚後の仕事に対して不安に感じている方は、男性よりも女性に多いようです。仕事が好きで、キャリアも継続させたいと想った時に、結婚や出産が仕事のリスクと考えてしまわないためのヒントをお伝えしたいと思います。

(1)生涯平均年収がもたらす家族の潤い
独身時代、頑張って仕事に打ち込んできた女性たちは、結婚や出産に対して不安を抱えることが多く、男性よりもその割合が高いというデータもあります。
結婚を機に仕事を辞めた女性の割合は、4人に1人と言われており、実際に私の周囲でも結婚を機に仕事を辞め、出産をしたあとに再就職を望んでいる方も多くいます。しかし、女性が仕事を辞めず続けることは、自分自身だけでなく、家庭の中のお金や計画を潤すことにも繋がっています。
結婚後、夫婦で楽しむ旅行や、マイホームをと願う人もあると思います。出産後は子どもの学費、ゆくゆくは老後の生活、介護なども考えなければなりません。その時に、女性が仕事を継続することで家庭全体の生涯平均年収を安定させることが可能になります。
仕事をしながら結婚を選ぶことは、自分自身だけの利点ばかりでなく、家族全体の潤い。だからこそ一人で考えず、まずはパートナーと共働きについて意見をじっくり話してみることが大切です。仕事も結婚生活も、夫と共に考えることで両立しやすくなるのです。
(2)「やりたいな」と思える家事、育児
夫の家事、育児への参加は、女性が仕事を続けるうえでも重要なポイントです。積極的に参加してくれる夫でなければ、女性だけが追われる生活になってしまうでしょう。どうやって男性に参加してもらうといいですか、という質問を受けますが、私はその際、「得意なことをまず出し合ってみる」をお勧めしています。
お茶碗洗いは好きだけど、お茶碗拭きは嫌い。掃除機をかけるのは好きだけど、お風呂掃除は嫌い。“家事”といっても人それぞれのポイントがあると思うのです。得意な事を担当しあえたら、「義務」ではなく、「やりたいな」に変わるのではないかと思うのです。これはとても大切なことです。
(3)感謝があるダブルインカム
そして最後に、「感謝すること」をお勧めします。夫が妻にたまにしてくれると嬉しかったことのアンケートで、ランキング1位は、「感謝してくれる」という結果があります。また、妻が夫に言われて嬉しかったこと5つの言葉の中には、「ありがとう」という結果が。
どちらも感謝の言葉を伝え、相手を褒めることがとても嬉しいのです。キャリアを続けたいと思う妻を夫が尊重し、感謝する。妻はその理解と協力に感謝する。毎日の生活の根底に「ありがとう」という気持ちがあれば、共働きはうまくいくのではないでしょうか。働きやすい家庭をまず作ることが、キャリアの継続には重要なことです。
頑張ってきた仕事を、結婚をすることで失くしてしまうような感覚は、パートナーと一緒に考えることで軽減します。一緒に「方法」を考えていけるからです。ひとりきりで考えず、話し合って二人の方法をぜひ、見つけていただきたいと思います。
●ライター/池倫子(結婚作家)