子供のしゃべる時期はママの接し方で変わる?
2014年1月15日 | よみもの子供のしゃべる時期はママの接し方で変わる?

【ママからのご相談】
もうすぐ2歳になる息子がいますが、なかなか言葉が出てきません。早い子はもうたくさんおしゃべりしているのに……。何かわたしに問題があるのでしょうか?
個人差はありますが、たくさん話しかける方が喋りだすのが早い可能性が。
ご相談ありがとうございます。ママライターの横山かおりです。
喋りだす時期は子供によって本当に様々。喋りだすのが早いから良い、ということでもないとは思いますが、やっぱり早く会話が成り立つ方が育児も楽に感じます。
今回は、実際に行われた調査の結果と、身近なママ友のお話を参考にご紹介していきます。

親がたくさん話しかける子供の方が喋るのが早い?
アメリカのスタンフォード大学の研究グループによると、長期間親子の会話を調査した結果、親が子供に話しかける回数が多いほど、子供の言語能力が発達するということが明らかになったそうです。
「わたしはいっぱい話しかけているのに、うちの子はしゃべるのが遅い!」という方ももちろんいるとは思います。しかし、極端な話、家庭の中での会話が全くなく育った子と、たくさんの言葉を話しかけられて育った子は、やはり語彙力もコミニュケーション能力も高いのではないでしょうか。
一概には言えませんが、研究結果として報告されているこのことは、とても興味深いことだと言えます。
テレビの中の言葉ではなく、親が直接語りかける
この研究では、テレビやラジオから流れた言葉は、言語能力の発達には関係が見られなかった、と書いてあります。
同様に、わたしのママ友いわく、「テレビで繰り返された言葉よりも、わたしが同じ言葉を繰り返し話しかけた方が、早く喋るようになった」とも言っていました。
その理由はなぜかわかりませんが、直接愛情をもって注がれた言葉の方が、確実に影響があるということは言えそうです。
赤ちゃんの頃から話しかける
我が家では、「今話しかけても意味分からないんだろうなぁ」という生後すぐの頃から、かなり息子に話しかけていました。驚くことに、赤ちゃんの頃に読んでいた絵本の内容を、2歳になって覚えていたこともありました。喋るのも早かったです。
喋りかけるのに「早すぎる」ということはありません。意味は分からないうちでも、ママの愛情はしっかり伝わっているはずです。
「たくさん話しかけているのに、うちは喋るのが遅かった」という方ももちろんいると思うのですが、たくさん声をかけてコミュニケーションをとるのに、とりすぎる、ということはありません。
こどものペースをあたたかく見守りつつ、たくさん話しかけて、たくさん絵本の読み聞かせをしてあげてください。
【参考リンク】
・Talking directly to toddlers strengthens their language skills, Stanford research shows | スタンフォード大学
●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)