精神的に自立した子供に育てる方法
2014年1月6日 | よみもの精神的に自立した子供に育てる方法

【ママからのご相談】
私は高齢出産だったため、同級生の子どもはすでに10歳くらいになっています。うちの子は1歳で、私は38歳です。同級生の子どもを見ていると、しつけがうまくいっている子とか、勉強はできるけどしつけがイマイチな子とか、いろんな子どもをわりと客観的に見てしまいます。
子どもって、なにを指針に育てるとうまく育つと思いますか?
適正な自己評価をする子どもに育てるといいそうです。
ある精神科の先生は、絶対に自己評価を低くする子どもに育ててはいけないと言っています。自己評価が適当な高さである子どもは、大人になっても、うまく生きていけます。自分から勉強をしたいと思います。他人にやさしくすることができます。
自己評価が低いと、自暴自棄になり、生きている意味を延々と探すようになり、時には拒食症などの病気になってしまうそうです。

適正な自己評価をする子どもに育てるために、親がやるべきこと
適正な自己評価をする子どもに育てようと思えば、親は「子どものペースで依存と自立をさせる」ことが大切だと、この精神科の先生は言っています。
子どもは自立と依存(甘え)を、自分のペースで繰り返しながら大きくなる。この「自分のペース」というのが大切で、子どもが自分でやると言ったら、子どもにやらせてみる。子どもが甘えてきたら、甘えさせてやる。こういうことが親に求められるそうです。
自立のベースにあるもの
自立している子どもは、早いと小学校の高学年くらいから自立していますよね。自分が小学生だった頃を思い出してもわかるように、小学生にして、大人顔負けに精神的に自立している子だっていますよね。
自立のベースには安心感があると言われています。つまり、甘えない子ではなく、ほどよく甘えて、ほどよくそれを親に受け止めてもらえた子が、比較的はやく精神的に自立をし、自分の手で自己評価を高く積み上げていくそうです。
今や、私立学校に子どもをやっている親が、「私立なんて行かせるものじゃない」という時代です。勉強やしつけよりも、適正な自己評価を持つ子どもに育てると、「いい子」になるかもしれません。
余談ですが、自立した親と子の会話って、聞いていてどことなく幸せな気分になりますよね。
●ライター/ミクノトモ(作家・コラムニスト)