「習い事に行きたくない」という子供の対処法3つ
2013年12月27日 | よみもの「習い事に行きたくない」という子供の対処法3つ

【ママからのご相談】
4歳の女の子がいます。ピアノやスイミングなど子どもに習い事をさせたいのですが、なかなか行こうとしてくれないです。早いうちからやらせて興味を持ってもらいたいのですが、習い事が楽しくないようです。どうしたらよいでしょうか。アドバイスお願いいたします。
子どもを中心に考えることが一番大事です。
ご質問ありがとうございます。三尾@子どもの習い事がたくさんのパパです。
うちの3歳児も、たまに行きたくないと言って駄々をこねて困ることがあるので、その気持ちはよくわかります。無理やり連れて行ってもすんなり行かないので、そんなときは連れて行くのをあきらめています。
とは言ってもお金もかけているし、なんとか子どもには行ってもらいたいですよね。そんな親のための習い事に関する心得として3つご紹介しますので、よければ参考にしてみてくださいね。

(1)子どもの楽しさを大事にする
習い事は誰のためにさせるかと言えば、子どものためですよね。無理やりやらせても、子どもが行きたくないというようになってしまえば、せっかく子どものために習い事をさせているのに、余計に遠ざかってしまいますよね。逆に、子どもの意思で始めた習い事は長く続きますし、子ども自身の上達も早くなります。
子どもの意思で行ってもらうためには、やはり動機があるといいですね。将来、こういうことをしたいと夢を持っている場合はいいですが、そうでない場合は、子どもに「習い事をすると楽しいんだ」というように思わせること。
子どもは楽しいことが大好きです。行かせたい習い事を楽しくやっている他の子の話やテレビを見せたり、実際に体験で楽しいことをやらせてみたりすることで、子どものワクワク感をくすぐってあげましょう。そうすると自分から「行きたい! やりたい!」というように言ってくれると思います。
(2)行きたくない理由を聞く
習い事に行き始めると、毎回が楽しいことばかりではありません。ときには他人と比べてできない自分がいると、「なんで自分はうまくいかないんだ」と思って自信をなくしたり、先生に怒られたり、いろんな理由で行きたくないという気持ちになります。
子どもが行きたくないと言ったら、まず理由を聞いてあげましょう。もしかしたら体調が悪いと言って、嘘をついたりするケースもあるかもしれませんが、1回くらい休ませてもいいと思います。1回休んだら、また次行く気になるかもしれません。
何回も休もうとするようであれば、何か嫌なことがあるはずですので、それを聞いてあげましょう。理由によっては解決が難しいこともあるかもしれませんが、親が話を聞いてあげるだけでも違いますし、苦手なことがあれば一緒に練習するということもできます。
(3)違う習い事を探してみる
有名なスポーツ選手や演奏家は、子どものころから習い事をやっています。自分の子どもにも同じようになってほしいと思って、子どもに習い事をさせているケースもありますが、子ども自身がその習い事に合っていないこともあります。あまりやりたくないという想いをもっていたり、やっても全然うまくいかなかったりすると、いくら続けていても、いい結果にはならないです。
有名な選手は好きだからやっていることが多いですし、子どものころ習ったことがたまたま好きになれたのだと思います。自分の子どもに無理にやらせようと固執をせずに、興味を持ちそうなことをいろいろ探してみることも大事なことですね。
いかがでしたでしょうか。
習い事に自分から行ってもらわないと長く続かないですし、何のための習い事かわからなくなります。
子どもの気持ちをうまくつかんで、習い事は楽しいものだと思ってもらいたいところですよね。親も一緒に同じ習い事をするというのも、1つの手だと思います。
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)