苦労する“二歳差兄弟”を楽チンに育てる方法2つ
2013年12月27日 | よみもの苦労する“二歳差兄弟”を楽チンに育てる方法2つ

【ママからのご相談】
5歳娘と3歳息子がいるママです。昼間、二人を保育園に預けています。息子が3歳になってから、二人が全然親の話を聞いてくれません。大きな悩みは4点です。
(1)送り迎えの車の中でも、騒いでいて「静かにしてね」と数回声をかけても、聞いてくれません。
(2)スーパーなどでも、二人も騒ぎます。「スーパーでは、大きな声出さないよ」と言っても逆効果です。わざと大きな声を出してしまいます。
(3)毎晩8時30分寝る時間にしていますが、二人がゆっくりゆっくりしてベッドにつくのが9時30分くらいになることが多いです。ベッドについても、またしゃべりして騒ぎます。親が一緒寝ないと、静かに寝てくれません。
(4)食事時間を守ってくれないです。30分くらいを食事の時間にしていますが、いつも二人はおしゃべりが多く、一口食べては、また遊んだりしゃべったりしています。
ママが悪かったなぁと、毎日自分を責めています。乳児の時期からしっかり育ててこなかったのだと思います。一人っ子にしていれば、この状態にならなかったと思います。自分が情けないので、小学校に入るまで悪習慣を直したいです。
全速力型ママへ、キーワードは二つの「楽」で。
ご相談ありがとうございます。“情熱子育てスタイル”の近藤博幸です。
性別は違えど、我が家の子ども達と同じ2歳違いの姉弟ですね。我が家では、兄は5歳から2年間、弟は3歳から4年間保育所に通いました。
僕の息子達を見ていてもわかりますが、2歳違いの兄弟では、ある意味この時期が一番手間がかかります。特に3歳児の弟の方は、第1次反抗期、いわゆるイヤイヤ期でもあるので尚更でしょうね。でも手間がかかる分、子ども達との関わりが一番深くなる時期でもあります。
今回は、そんな2歳違いきょうだいを抱える全速力ママさんに、子育てにおける2つの「楽」についてお話しさせて頂きます。

気「楽」に子育て
子ども達に親の話を聞いてもらおうと思うと、子どもの話をその10倍くらい聴かなくては子どもの気持ちはわからないし、親の話なんか聞いてもらえません。そう考えると、親がいくら頑張って言い続けても、その10分の1位しか、子ども達の耳には届いていないのでしょうね。
だから、子育てはそんなに気張らなくても良いと僕は思います。気「楽」に考えれば良いのです。
送り迎えの車の中で、子ども達が騒いで運転に支障を来したりして危ない様でしたら、乗る前に、「お話しするのは良いけど、騒いじゃってママが事故を起こしたら怪我して泣いちゃうよ」と、きちんと理由をお話ししてはいかがでしょう。
それ以外であれば、姉弟のやりとりを聞いて微笑んでみたり、そのやりとりにママも加わって3人の会話を楽しむ最高の空間にしてみてはどうですか。
スーパー等の公共の場では、最初にルールを決める事をお勧めします。子ども達にとって興味のある品々、広い空間、ついつい嬉しくなって騒いじゃうんですよね。だからこそ、ルール決めが大切です。
「モノがいっぱいあって走り回ったらこけて怪我するから、走らないでおこうね」
「どうしてもお菓子が欲しかったら、1個までOKよ。だから、ママと一緒にお菓子を選ぼうね」
子ども達との時間を「楽」しんで
実は、子ども達とがっつりと深く関わる時期って思ったよりも少ないんです。小学校入学以降、子ども達は自分たちの世界を持ち始め、その世界は広がり続け、それと反比例するように、親と過ごす時間は減少していきます。
だからこそ、子どもと過ごせるこの時間をとことん「楽」しんで欲しいと僕は願っています。早寝早起きも大切ですが、親子一緒にベッドに横になりながらおしゃべりする時間も、また楽しいもんです。そんなゆったりした時間の中で、親子の会話を楽しんだ、子ども達にとってかけがえのない思い出になる事間違いなしです。
食事にしてもそう。TVを見ながら、席を外したり、モノ遊び等のながら食べはダメですが、会話をしながらの食事は逆にお勧めです。ただ、そこは親としてバランスも大事なので、お箸が止まっていれば、「ゆっくりでも良いから、お箸は止めないでね」と、一声かける程度で良いと思います。
いかがでしたでしょうか。
反省は必要ですが、自分を責めてばかりでは子育てが辛くなるばかりです。子育ては大変ですが、決して辛いモノではありません。大変さ以上に、子ども達からたくさんの笑顔をもらえるからです。
もっと気楽に、もっと子ども達との生活を楽しんで、子ども達といっぱい会話をして、ストレートに愛情を注いであげれば、親の気持ちは必ず伝わると僕は信じています。
●ライター/近藤博幸(パパライター)