夫婦喧嘩からDVに発展する恐れのある妻の言動とは?
2013年12月20日 | よみもの夫婦喧嘩からDVに発展する恐れのある妻の言動とは?

【女性からのご相談】
DVのことをよくテレビで観ます。**県○○市で夫が妻を殴って逮捕された……というような事件です。旦那にムカついたとき、口喧嘩になるのだろうと思いますが、そこからどんなふうな流れで、旦那は妻に暴力を振るうのでしょうか。
旦那は見かけによらずパニくりやすいようです。
口喧嘩から暴力への流れは、その家庭それぞれにあると思うのですが、男の傾向として、口喧嘩で追い詰められたらパニックになるというのがあると、心理学の先生がなにかの本に書いてありました。
女性は口喧嘩をするとき、理路整然と口撃できる。また、過去のことをあれこれ持ち出して、相手を言葉でノックアウトするのが非常にうまい。対して男は、頭に血が上ってしまったら、「あわわわ……」となって、うまく言葉が口から出てこない。で、パニックになって暴力に出る……ということのようです。
ということは、口喧嘩もほどほどにしないと、DVへと発展するということです。

奥さんとして、旦那にムカつくとき……たとえば、何回言っても脱いだものを散らかしっぱなしにするとか、お休みの日に子どもをどこかに連れていくこともなく、昼まで寝ているとか、あるいは理由もなくムカつくとか、いろんなパターンがあると思います。
こういうときに、旦那にふた言三言なにか文句を言えば、ちょっと黙ってみて、旦那の出方を見る。こういうちょっとした気配りが、旦那が逮捕されないコツなのかもしれません。
そのほか、よく言われることは、口喧嘩を途中でやめてしまって、夫婦別々の部屋に行って、お互いに頭を冷やすことです。部屋が2つ以上ないとできませんが、物理的に距離を置くと、それなりに馬鹿げた(?)口論も、どうにか収まり、お互いがカッカせずに済むということのようです。
ちなみに犬が人を噛むときも、犬がパニックになっているときであって、噛みたいからとか悪意があって……ということではないと言っている専門家もいます。旦那も犬も、パニックになる生き物なんですね。男はみずから愛した女性によって、最高の思いもできれば、最高にパニくることもできる、誠に不思議な生き物です。
「パンダに餌を与えないでください」改め、「旦那をパニくらせないでください」ということでしょうか。
●ライター/ミクノトモ(作家・コラムニスト)