向き合うことが大事! 子どもの反抗期を乗り越えるコツ2つ
2013年12月20日 | よみもの向き合うことが大事! 子どもの反抗期を乗り越えるコツ2つ

【ママからのご相談】
小6の男の子の母親です。夏休み頃から、なかなか言うことを聞いてくれず、反抗期だからと思いながらもやっぱり怒ってしまいます。2学期以降、学校の先生から生活態度などについての電話が来る事も多々あり、旦那から注意してもその時だけで、すぐに同じ事を繰り返します。
そこで相談ですが、反抗期の対応とはどうすればいいのでしょうか。どうしたら良いのかわからないので、何かアドバイス頂ければと思っています。
親子のキズナを深める為に親がすべき、2つの心がけ。
ご相談ありがとうございます。“情熱子育てスタイル”の近藤博幸です。
我が家の子ども達も、今まさに反抗期の真っ只中です。中1の長男に小5の次男、兄弟ほぼ同時期に反抗期に突入。この1年、真剣に子どもの事で悩み、悩みながらも前へ進み、失敗すると反省し、反省しつつまた進むを繰り返しながら、反抗期の子ども達との関わり方を、少しでも学べたと思っています。
ただ、子ども達1人1人性格が違う様に、子ども達の数だけ反抗期のパターンがあると言っても過言ではありません。それは兄弟であっても同様で、反抗期の時期や反抗の大小・内容も全く違います。
それでも、今回お話しさせていただく2つの心がけを親自身が意識し徹底する事で、反抗期の子どもと深く向き合う事が出来るとわたしは信じています。

(1)聴くこと、聴いてあげること
子どもに親の言う事を聞いてほしいと思ったら、まずは子どもの話を聴く事が大事です。1対1の等価交換じゃダメです。親が10倍くらい話を聴かなければ、子どもの気持ちなんてわかりません。また、要求を呑むのとは違います。
子どもっぽい話でも、現実的ではない話でも、矛盾点があったり途中でこちらの意見を言いたくなるようなめちゃくちゃな話でも、とにかく最後まで聴いてください。その後で、親の意見や気持ちを具体的にストレートに話してみてはいかがでしょうか。
相手はあなたの子どもであっても、今までと同じではありません。変なごまかしなんかは通用しませんので、親として大人として毅然と堂々としていれば良いのです。
逆に、何も話してくれないと言うパターンもあるかと思います。話しかけても、返事もしてくれない、そんな反抗もあるでしょう。ただ、返事が無くても怖がらずに声をかける事、声をかけ続ける事が大事です。
(2)認めること、認めてあげること
僕は大きくなったんだ。私はもう何でも一人で出来る。そんな子どもたちの心からの叫びを認めてあげる事が、一番大切だと思います。いわば、一人の人間として認める事です。
子ども扱いするのは絶対ダメ。頭ごなしの叱り方はもっとダメ。子ども達がする事を一旦は認めてあげましょう。見守ってあげましょう。あなたの子どもですから、親が自信を持って、うちの子は大丈夫とでんと構えているくらいが丁度良いのです。
その後、もし修正すべき事や別の選択肢が有ればきちんと話をして、もちろん聴いてあげながら、親子一緒に考えていけば良いのです。トラブルに巻き込まれた時などは、誰が何と言おうとまず子どもを信じ、子どもの言い分を聞いてから、大人としての判断をする様に心がける事が大切です。こんな場合でも、まずは子どもの言い分を認めてあげる事が大事です。
いかがでしたでしょうか。
反抗期のこの時期は、気持ちが不安定で、自分で自分の感情がコントロールしにくいもんです。だからこそ、本人も戸惑っている時があると思います。
そんな時に親も一緒になってオロオロするんじゃなく、でんと構えて、パパやママにもそんな時期あったなあと、余裕を見せてあげるのも良いかもしれませんね。
●ライター/近藤博幸(パパライター)