12月22日の“冬至”にお風呂嫌いな子どもと「ゆず湯」を楽しもう!
2013年12月18日 | よみもの12月22日の“冬至”にお風呂嫌いな子どもと「ゆず湯」を楽しもう!

【ママからのご相談】
湯船に浸かるのが嫌いな息子です。お風呂をもっと楽しめる方法はありませんか?
寒い季節になりました。湯冷めが心配な季節。暖まるまではゆっくりお浸かりしてほしいものです!
今月22日は冬至。ゆず湯を用意する銭湯や、ご家庭も。ゆず湯の由来、実は、「冬至」を「湯治(とうじ)」、「ゆず」を「融通(ゆーずー)」がきくの、語呂合わせなんだそうです。
ゆず湯に浸かると、「1年間風邪をひかない」という言い伝えもあります。ゆずの皮に含まれる香り成分“コペルペン”は、皮膚の浸透性が良く、入浴後、血行が良くなり暖まるのです。また、クエン酸やビタミンCが含まれ、美肌効果、冷え性に風邪予防と、いろいろ素敵な効能があります。

〜ゆず湯の作り方~
【用意するもの】
・ゆず1個以上(お好みで)
ゆずを半分に切ります。ガーゼや、排水ネット(ストッキングタイプ)に入れて口を結び、お湯に入れます。
【応用】
お料理に、柚子の皮を使用する場合、皮を使用する分だけ薄切りに。ラップに包んで冷凍庫へ。
長湯になる? 早口言葉に挑戦!
まずは始めに、ママが早口言葉を暗唱。お子さんが後に続くように促しましょう。
定番の、「隣の客はよく柿食う客だ」「生麦生米生卵」など、まずは1回、徐々に回数を増やしながら、3回リピートを目安に、どんどん難易度を上げていきましょう。
「かえるぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ」
「赤巻紙青巻紙黄巻紙」「親亀の上に子亀子亀の上に孫亀孫亀の上にひ孫亀」
etc……
始めは、言えなくてムキになることも。間違えたっていいんだよ! とリラックス。小さな成功でも、「上手、上手」と褒めてあげましょう。
【応用】
だんだん、定番の早口言葉が言えるようになってきた。もっと! とせがまれるようになってきたら、少し趣向を変えて、遊びの中に学びを入れてみましょう。かつて、学校で暗記した呪文のような言葉たちを伝授? してみましょう(某TV番組でもおなじみですね)。
「水金地火木土天海冥」(太陽に近い惑星の順番(冥王星は惑星ではありませんが……) )
「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の、水行末 雲来末 風来末、食う寝る処に住む処 藪ら柑子の藪柑子、パイポパイポ パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの、長久命の長助」(落語『寿限無』)
「祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり。娑羅(しやら)雙樹の花の色、盛者(じやうしや)必衰のことはりをあらはす。おごれる人も久しからず、只春の夜(よ)の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ……」(『平家物語』巻第一より)
など。
さあ、ついてこられるかな? ママの博識さが伝わる一時です。
日本語と世界の数字で1・2・3!
お風呂に浸かる時、1(いち)、2(に)、3(さん)、と数を数えます。このバリエーションを増やしてみましょう。ロケット発射のような、湯上がりカウントダウンも盛り上がりますね。ママと一緒にゆびをおりながら、数えていきましょう。
【応用】
物や動物の数を数えてみましょう。にんじんなら、1ぽん、2ほん、3ぼん……。りんごなら、1こ、2こ、3こ……。タンスは、1さお、2さお。犬は、1ぴき、2ひき……。ライオンなら、1とう、2とう……。うさぎは、1羽、2羽!
【参考】
タンスは江戸時代にさおを通して運ぶ習慣があったことが由来で、1竿、2竿。うさぎは、僧侶が二本足で立つウサギを鳥類だとして食べた、または、ウサギの耳が鳥の羽に見えるためという説があります。
さすがママ! と言われるかも。
体の部位の名前クイズ&右・左
体を洗うとき、頭を洗う時、注意の仕方に一工夫してみましょう。
お腹、背中、胸、脇、腰、手、腕、手首、ひじ、すね、太もも、ふくらはぎ、くるぶし、かかと、つま先、爪……身体にはたくさんの部位があり、また右と左の位置を学ぶにはお風呂が最適です。
「右の脇腹をもっと洗おう!」
「左の膝の裏に石鹸が付いているよ」
「えっ、どこ?」と聞いてきたら、その部位を指さしてあげましょう。
【応用】
「ここはなんというでしょう?」湯船の中で体の部位を指さします。クイズ形式で、お子さんに答えてもらいましょう。
「正解は、こめかみでした!」
「残念! くるぶしでした」
生きたお勉強です。
冬至の日は、ゆず湯の他にかぼちゃ料理も一緒にいただきます。かぼちゃはビタミンAやカロチンが豊富なお野菜です。冬の間、風邪をひかないよう昔の人は工夫をしたのですね。ぜひ見習いたいものです。
●ライター/*SARASA*(ママライター)