テフロン加工フライパンを長持ちさせる秘訣4つ
2013年12月17日 | よみものテフロン加工フライパンを長持ちさせる秘訣4つ

【女性からのご相談】
今年結婚したばかりの新米主婦です。毎日のお料理に欠かせないフライパン。お手入れが簡単なフッ素加工のものを使っていますが、どれを使ってもすぐにこびりつきやすくなってしまいます。お手頃な価格のものを購入するのがいけないのでしょうか? 長く使えるコツはないのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
キッチンに欠かせないアイテムのフライパンフライパン。使わない日はないといっても過言ではないでしょうか!?
フライパンというと、お手入れが簡単ということもあり、フッ素(テフロン)加工のものが人気です。フッ素系はこびりつきにくく、油も少なくても料理ができ便利。
でもその、反面加工がはがれるというデメリットがあります。一旦はがれると一気にこびりつきやすくなり、イライラ。おまけに、修復してくれるメーカーはほとんどありません。
今回は、使い勝手の良いフライパンと長く付き合うポイントをまとめてみます。

(1)空焚き厳禁
とにかく強火が大の苦手なフッ素商品。中でも、うっかりやりがちな空焚きは寿命を縮めます。余熱が必要なものの場合は、白い煙が出るほどの空焚き状態にならないように気をつけましょう。
(2)急冷厳禁
調理が終わったあと、汚れが取れやすいように水につけるのはよくあること。「ジュ~」と煙が上がり、汚れもすぐに浮かんできます。実は、これが致命的。急な温度変化は劣化への早道です。汚れが気になってつけおきするなら、温度差が激しくならないように、ぬるま湯または熱湯につけるのがおススメです。
(3)金属ヘラ厳禁
作ったものを取り出すのに、ヘラやフライ返しは必須アイテム。長く使いたいのでしたら、 ナイロンヘラや木べらが適しています。主流になりつつあるシリコン製品も、柔らかく耐熱温度が高いのでオススメの素材です。
(4)IHを使う場合は中火以下で使用する
フライパンを予熱するときは、早くしたいがためについつい強火に……。でも、IHの中火はガスコンロの強火にあたるほど火力が強力。火力は、中火→弱火で調理するのがオススメです。毎日使うフライパンは慣れていると思ってしまうため、ついつい説明書を見落としがち。火力や上手な使い方のヒントになることが書いてあるので、使用前に一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
●ライター/小竹三世(キッチンライフアドバイザー)