『スマホ18の約束』に学ぶ、子どもにスマホを持たせる親の心得
2013年12月10日 | よみもの『スマホ18の約束』に学ぶ、子どもにスマホを持たせる親の心得

【ママからのご相談】
受験生の母です。子どもから、高校に行ったらスマートフォンを持たせてほしいとせがまれました。
「みんな持っているから」とのことですが、実際に持たせるときどのようなことに注意したらいいでしょうか?
> 世界中のママを頷かせた『スマホ18の約束』が有名になった経緯(P2)
> 『スマホ18の約束』は翻訳者によって少しニュアンスが違う?(P3)
> 世界の若者のスマホ所有率(P3)
> 世界の携帯・スマホの利用時間を見てみよう!(P4)
> 世界の携帯・スマホの使用目的を見てみよう!(P4)
> 『スマホ18の約束』以外に約束したいこと(P5)
> まとめ(P5)
ご相談ありがとうございます。ママライターの*SARASA*です。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、2012年のクリスマス、米ボストン近郊に住む13歳少年のグレゴリー・ホフマン君にiPhoneを渡す際に母親が与えた“18の約束”はとても素晴らしいものでした。
いくつか抜き出して要約しています。参考にしてみましょう。
『スマホ18の約束(抜粋)』

・これは、母が買い与え、料金も払っているものです。あなたに貸し付けたスマートフォンです。
・パスワードは、親が管理します。
・父や母からの電話にも礼儀正しく、必ず電話にでること。
・学校がある平日はPM7:30、週末はPM9:00になったら、親に携帯を引き渡すこと。夜の間は電源を切り、また朝7:30に電源を入れます。固定電話で、電話すべきではない時間に、メールや携帯電話で話すことはいけません。お互いの家族のプライバシーを尊重しましょう。
・学校に持って行ってはいけません。メールではなく、対話しなさい。人との会話は大切な技能です。
・故障、紛失の際の修理や、取り替え費用はあなたが持ちます。その費用は、自分で準備しておきなさい。
・他の人に対して嘘をつくこと、ばかにすること、あざむくことに、使ってはいけません。たとえ誘われても、人を傷つけるような会話には参加しないことです。
・面と向かって言えないことは、メールでも言わないこと。
・自分を検閲しなさい。相手の親がいる前で言えないことは、メールでも言わないこと。
・ポルノは禁止。必要であれば、お父さんやお母さんに聞いてください。
・あなたは礼儀正しい子です。それを崩さぬよう、公共の場では電源を切るか、音を切り、しまっておくこと。
・隠しておくべき自分のプライベート や、他人プライベートの写真を送ったり、受け取ったりしないこと。あなたは賢い子ですが、そうするようにと誘惑されることがあるでしょう。こうした行為は、あなたのこれからの人生を台無しにする恐れがあります。あなたよりも膨大な力を持つサイバー空間で、一度外に出た悪い評判を消すことは困難だからです。
→次ページでも、引き続き『スマホ18の約束』の項目を見ていきましょう。