子供の自主性を育て“チャレンジ精神”を持たせる方法3つ
2013年12月2日 | よみもの子供の自主性を育て“チャレンジ精神”を持たせる方法3つ

【ママからのご相談】
来年から小学生になる息子がいます。今まで何でも手助けをしすぎたのか、何でも、「これ出来ないから、ママやって~」と親に頼りがちです。小学生になるので、もっとチャレンジしてもらいたいと思っています。何かいいアイデアがあれば教えてください。
親がガマンをすることも大事なこと。
ご質問ありがとうございます。三尾@ついつい手を出したくなるパパです。
子どもができないことがあると、ついつい手を出して手伝ってあげたくなりますよね。甘えてきてくれるとかわいいですもんね。
とはいえ、いつまでも親が何でもやってしまうと、何もできない子どもになってしまいます。
愛情かけて甘えさせるのはいいのですが、手を出して、子どもが自分でやろうとしてることをやりすぎるのは良くありません。親もガマンをして、子どもが自分で出来るようになるのを見守るのも大事なことです。
子どもの自主性を育む方法を3つご紹介するので、よければ参考にしてみてくださいね。

(1)自分でやりだしたら見守る
自分でやろうとして出来なくて、親が手助けすることはよくありますが、すべてをやってしまうのはオススメしません。せっかくやろうとしている気持ちを奪ってしまいますし、「親がやってくれるんだ」という気持ちにもなってしまいます。
ですので、子どもがちょっと何かにチャレンジしたり、新しいことをやろうとしたら、見守ってあげることが大事です。もちろん、危ないことをやろうとしているのなら注意をすべきですが、自分がチャレンジして成功したという体験が、子どもの自主性を育むからです。
一人でできなさそうであれば、少しずつチャレンジさせるとか、出来るようにちょっと手助けするなど、子どもが自分でやったという気持ちになるような支援の仕方をするといいですね。
(2)親と一緒にやってみる
とはいえ、自分でやろうという気持ちにならないという悩みが、あるかと思います。
そんなときは、出来ないことや、やってほしいことを、親と一緒にやってみることです。「○○君と一緒にやりたいなー」とか、「ちょっと手伝ってほしいなー」とか、子どもの心をくすぐるやり方でやってもらうこと。
また、せっかくやりだした子どもが、「やっぱりできない」とならないように、できることからやらせてみるといいですね。
(3)できた理由(プロセス)とあわせて褒める
子どもが自分からチャレンジして、「出来た!」という体験が自主性を育みますが、そこで親が子どもを褒めてあげると、さらに子どもの自信につながります。
褒め方としては単純に、「すごいね!」と褒めるのではなく、出来た理由と結果をセットで褒めると効果的です。
例えば、サッカーでゴールを決めたときに、「すごいね」と単にほめただけでは、子どもは、「ほめられてうれしい」と思うだけです。
しかし、「あのときに、ディフェンスを交わして、パスをもらったからゴールできたんだね。すごいね」という話し方をすれば、成功するためにしたことと、その結果を理解できるので、「こうすればいいんだ」「自分はこれが出来るんだ」と自信につながります。
失敗したときもそうですよね。失敗したときに、「次がんばれ」と言うだけでなく、何で失敗したのか、次はどうすればよいかを考えると、より成長することができます。
いかがでしたでしょうか。
子どもに自信を持たせるには、親が子どもに肯定的な態度で接することが大事です。
そして、時には甘えさせずに親がガマンをすると子どもも、「自分でやらなきゃ」という気持ちでチャレンジしようとします。今回の記事を参考にしてもらえたらうれしいですね。
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)