子どもの頃から“スマホを持たせる”という教育のすすめ
2013年11月29日 | よみもの子どもの頃から“スマホを持たせる”という教育のすすめ

【ママからのご相談】
中学生の子どもに、スマホを持たせるかどうか迷っています。どうすればいいのでしょうか。
まずは持たせてみて、親がきちんと管理をしましょう。
子どもにスマホを持たせると、どんな弊害があるのかについては、我々オトナは考えが及ぶので、たとえば各携帯販売会社では、子ども向けのプランがありますよね? 料金の上限が規制されていたり、インターネットで閲覧できるページに規制があったりします。
私たちは規制したり、されたりというようなことを繰り返して大きくなりましたし、オトナになった今でも法律の規制を受けて生活しています。
ある教育学者は、「規制するのではなく、ものの道理を教えましょう」ということを提唱しています。

スマホをどんどん持たせましょう!
この学者先生は、子どもにスマホを持たせる。そして、その使い方をきちんと教える。こういうことが子どもを守ることにつながると言います。
ただ単純に、スマホを買い与えないとか、買い与えても使い方を教えることなく放置するところに、子育てのマズさがあると言います。
プライバシーと親の義務
アメリカでも、子どもにスマホを持たせている家庭はたくさんあるようですが、アメリカの家庭では、子どもの通話履歴や、やり取りしたメールをチェックするのだそうです。
プライバシーの侵害という見方もあると思いますが、どんな社会にもボタンひとつでつながってしまうスマホの危険な部分を、オトナとして熟知しているからこそ、その危険から子どもを守るためにチェックする……ということのようで、これは日本の親御さんも、やってしかるべきではないかと思います。
いかがでしたか? 子どもにスマホを持たせないことで、親としてのいろんな心配事から解放されるということもできますが、規制は新たな規制を生むので、こういう方法が果たして教育的かと言えば、疑問が残るでしょう。
そうではなくて、スマホを持たせてみて、親がきちんと管理する。上手に使えるように教える。こういうところに、「いい子」に育つヒントがあるのかもしれません。
●ライター/ミクノトモ(作家・コラムニスト)