“収納の達人”のマネをしても失敗するワケ2つ
2013年11月28日 | よみもの“収納の達人”のマネをしても失敗するワケ2つ

年末のお掃除シーズンに向けて、書店には片付け関係の本がたくさん並び始めましたね。
整理収納のプロや人気ブロガーのブログ本、どれも今日から真似できそうなテクニックが満載です。
早速、自分も取り入れてみたけれど、いつの間にか元の状態に……。そんな経験はありませんか?
私は片付け特集などは大好きで、できそうなものはすぐに真似るのですが、意外と自分には向いていなくて、失敗を繰り返したことが多々あります。
そこで、実際の経験に基づいた、片付け上手さんを真似ても失敗する理由を紹介します。

(1)持っている物の量が違う
人気のブロガーや雑誌の収納達人が使っているグッズ。同じグッズや、やり方だとうまくいきそう……。だけど、いざはじめると思ったようにすっきりしない。
それもそのはず、そのブロガーや達人と持っている物の量が違うからです。
10個しか入らないカゴに20個の物を詰めようとすれば、思うようにいくはずがありません。
収納という感じの意味を調べると
「収」には、「からまったものをもとに戻す」。「納」には、「しまいこむ」という意味があります。収納は漢字の順番通り、からまりの原因を取り除いて、元に戻してからしまいこむということ。
まずは、自分が持っている物が適正な量なのか、見直すことから始めてください。
(2)向き不向きを考慮していない
今人気がある、どこから見ても美しい収納法。きれいに同じカゴが並んでいたり、引き出しの中は細かく仕切られていて、それは素敵です。
本来、細かい作業が得意で、きちんと元に戻せるタイプでしたらきれいを維持できますが、そうでない場合は、細かく区切られた場所に戻すのが面倒になり、いつの間にか元通り……。
私は後者のタイプなので、細かく仕切られた空間を維持するのは苦手。だから多少見栄えが悪くても、ざっくり仕切っています。
また、吊戸棚やクローゼットの上段にバッグなどが並べられていると、見た目にもきれいで、すぐに取り入れたくなりますが、ここで一旦ストップ。
背が高いとさっと取り出せるので問題はありませんが、背が低いと、台がないと取り出しが億劫に感じることも。そういった場合は取り出しやすくするために、更に工夫が必要になってきます。
人気ブロガーや、雑誌の達人のアイデアはすぐに取り入れられそうなものばかり。
だけど、それが自分にとって向いているかそうでないか、一呼吸おいて考えてみるとより、自分に合った方法が生まれます。
●ライター/小竹三世(キッチンライフアドバイザー)