子供が自分から話をしやすくなる親の心がけ3つ
2013年11月22日 | よみもの子供が自分から話をしやすくなる親の心がけ3つ

【ママからのご相談】
小学校2年生の男の子がいます。昔はよく話をしていたのですが、最近子どもから話をしなくなってきました。また、話すときも自分の言いたいことをうまく言えないようで、それでイラっとすることもあります。どうすれば上手に話ができるようになるでしょうか。
子どもの話をしっかりと聞いてあげましょう。
ご質問ありがとうございます。三尾@多くを語らないパパです。
子どもの性格にもよりますが、大きくなるに連れて、親とは話をしなくなってきますので、小さいうちに家で話をする習慣をつけておいた方がいいですね。
上手に話ができない子どもを持つパパママから、話をするようになったコツをいくつか聞いて集めましたので、よければ参考にしてください。

(1)子どもの話を先読みしない
よく親がやってしまうのは、子どもの言いたいことを先回りしてしまうことです。
1を聞いて10を知ることは大事なことですが、子どもは聞いてほしいという気持ちがあるので、「ママ、これ見て~。これね……」「あー、それ上手に書けたね」というように、本当は違うことを言おうとしているかもしれないのに、先に答えを言ってしまったりしていないでしょうか。
こんな話し方をしていると、親は話をきちんと聞いてくれないと思ってしまうので、最後までさえぎらずに子どもの言うことを聞いてあげるといいですよ。
(2)オウム返しをする
子どもは相手が話を聞いてくれるとうれしくなって、もっともっと話したくなります。
また、自分がうまく言えなくても親がわかってくれるのであれば、話そうという気になりますので、オウム返しをしてあげるといいです。
子どもの言っていることをそのまま返すだけでいいのです。
また、子どもがうまく説明できていないときは、「○○ってことだね」とか、「○○なんだね」とわかってあげると、子どもの話せないイライラはなくなるんじゃないでしょうか。
(3)5W1Hで話をさせる(親も)
子どもの気持ちを受け取ることが出来るのであれば、後は少し、具体的に話が出来るになるには、どうしたらよいか考える必要があります。
そうするには、短い言葉を使わないようにすることです。何か取ってほしいときも、「それ」と動作と併せて話をすると通じてしまいますが、きちんと、「それとって」「そこにあるコップとって」というように、具体的に話をするようにしましょう。
これは子どもだけでなく、大人もそうです。
短い言葉で伝わることもありますが、それでは自分の考えをうまく説明する力は身につきません。普段の会話もそうですし、家族でそれぞれ1分間好きなことをしゃべるという時間を作ってみるのも楽しいかもしれないですね。
いかがでしたでしょうか。
子どもは親の雰囲気をなんとなく察して、話をしなかったりもしますので、話かけてこないなーというときには、親の方に原因があることも考えられます。
子どもの話をしっかり聞いて、楽しく会話ができるように心がけてみてはいかがでしょうか。今回のコツを参考にして、子どもと話が弾むといいですね。
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)