子どもなりのプライド? 落ち込んでいる理由を言わない我が子への接し方3つ
2013年11月15日 | よみもの子どもなりのプライド? 落ち込んでいる理由を言わない我が子への接し方3つ

【ママからのご相談】
小学生の母親です。子どもが、帰ってからなんだか元気がない。ママ友に聞いたら、帰り際に大喧嘩をしたみたい。でも、理由を聞いても、なんだか言いたくない感じが伝わってくる。でも心配……。そういう時って、どうしたら、いいんでしょうか?
こんにちは。Tomokoです。
子どもが、落ち込んでるけど理由を言わない、そういうことってありますよね。
相談者さんのお子さんの気持ちを、ちょっと考えてみました。
私が想像するところ、子どもの気持ちとしては、「親に落ち込んでるところを、恥ずかしくてみせたくない!」といったところでしょうか。子どもにも、子どものプライドがあるんです。
そういう時、どんな対応が考えられるでしょうか。そして、それは子どもからしたら、どう感じられるでしょうか。ちょっと考えてみました。

シチュエーション
「ただいま……」と子どもが帰ってきました。なんだか元気がないみたい。
「あれ、元気ないね。どうしたの?」と話しかけてみたら、「んー……。別に……」と返ってきた。でも、なんだか絶対におかしい!
さあ、あなたならどうする?
(1)「え! おかしい! 何かあったんでしょう? なになに? どうしたの?」と何度も聞く
しつこすぎると、かえって、「ほっといて!」という気持ちにもなります。
たまになら良いと思いますが、そういうことが続くと、子どももムキになって、「言いたくない!」となってしまうかも。
(2)どうせ教えてくれないなら……と考えて、いつもと同じようにふるまう
確かに「別に……」と言っていますし、そっとしてほしいときがありますよね。
でも、それと同時に、落ち込んでいる時に普段と変わらない態度をされると、なんとなく孤独になるような気も。
もしかしたらお子さんは、「わかられたくない。でも……わかってほしい」という気持ちの間で揺れているかもしれません。
(3)黙って少しだけ気を使う
例えば、優しく、「お帰り」と声をかける。
夕ご飯には、黙って子どもの好きなものを出してあげる。特別にデザートを準備する。洋服にそっとアイロンをかけて出しておく。次の週末、子どもが好きな場所へ行くことを提案する……。
「あなたのこと、見守ってるよ。味方だよ」というメッセージを、心遣いで伝えても良いように思います。
もしかしたら、気持ちが緩んで、お話してくれるかもしれません。
いかがでしたか?
頭で考えると、当然こうでしょ! と思う内容かな? でも、実際にやってみるとなると、難しいような気もしました。
●ライター/Tomoko(心理カウンセラー)