共働きでも子供との会話を増やすフレーズ集
2013年11月1日 | よみもの共働きでも子供との会話を増やすフレーズ集

【ママからのご相談】
この春から保育園に通っている4歳の男の子のママです。息子の入園のタイミングで、フルタイムの仕事を始めました。仕事を始めてから忙しさにかまけて、息子とゆっくりと会話をしていない事に気が付きました。主人に至っては、仕事柄時間が不規則で、親子の会話等ほとんどありません。
そこで質問ですが、共働き夫婦はどうやって子どもとの会話の時間を作っているのでしょうか、また、どんな会話をしているのかも教えて頂きたいです。
子どもの話したい欲求をくすぐってみる。
ご相談ありがとうございます。”情熱子育てスタイル”の近藤博幸です。
親子の会話やコミュニケーションの重要性については様々な所でご紹介されていますが、具体例と言いますか、実際どんな会話をしたら良いかと言う事はあまり見聞きしたことはありません。
そこで第2回目の今回は、子どもとの会話を楽しむ具体例についてお話しいたします。

「コミュニケーションの基本はあいさつから」
おはよう。いただきます。ごちそうさま。行ってらっしゃい。おかえりなさい。おやすみなさい。ありがとう。ごめんなさい。
親が率先してあいさつをしましょう。
朝起きたら、「おはよう」のあいさつ。
そして、「今日はいい天気だね」「今日は保育園で何して遊ぶのかな」。
ご飯を食べる前には、「いただきます」。そして、「今日のカレーはジャガイモごろごろ美味しそう」。
何かをしてくれたら、「ありがとう」。
そして、「掃除を手伝ってくれたから、ママは本当に助かったわ」。
あいさつの後に、何か一言を付け加えるのが大事です。この一言の積み重ねが、親子の会話の発展に繋がっていくのです。
「子どもの話したい欲求をくすぐってみる」
基本的に、子どもというのはお話が好きです。
無口な子、おとなしい子もいるでしょうが、人は誰でも自分の好きな事、興味のある事に対しては話をしたい、話を聞きたいと言う欲求があるものです。
そんな、子どもの話したい欲求をくすぐってみてはどうでしょうか。
前回のコラムの中で、「子どもの話を親が聴くというスタイルが大切です」とご紹介したとおり、会話の中心は子どもです。
だからこそ、親は子どもの事を良く見て、聴いて、知らなければなりません。
子どもの興味のある事、好きな事。大好きなテレビ番組やゲーム、遊びに食べ物、そして絵本などなど。ゆったりした落ち着いた雰囲気の中、子どもの目を見ながら話してみましょう。
「もし、仮面ライダーと会えたらどんな事お話ししたいかな」
「あの絵本よく読んでいるけど、どんな所が面白いのかな」
「去年行ったあの遊園地、楽しかったね。次行ったときはどんな乗り物に乗りたいかな」
などなど、心がウキウキしてくる、そんな会話の始まりです。
子どもたちは、自分の好きな事、興味のある事なので、いろいろとお話をしてくれるに違いありません。
ただし、子どもが話し始めるまで待ってあげてください。
決して、急かしたり、子どもの言葉を親が先回りして言ったりしてはいけません。なぜなら、会話の中心はいつだって子どもだから。
親子の会話は一朝一夕に出来るものではありません。何歳になっても親と会話を楽しめる子どもに育つ様に、幼児期の今のうちから意識して、子どもの話を聴く会話を率先してみてはどうでしょうか。
【関連コラム】
・(前編)共働きでも子供との会話時間を確保するコツ2つ
●ライター/近藤博幸(パパライター)