言うことを聞かない子どもへの話し方のコツ3つ
2013年10月25日 | よみもの言うことを聞かない子どもへの話し方のコツ3つ

【ママからのご相談】
3歳と5歳の子どもがいます。二人とも男の子なのですが、最近はなかなか親の言うことを聞いてくれません。つい怒って無理やり言うことをきくようにしてしまうのですが、怒っている自分が嫌で疲れてきます。何か参考になるアドバイスがあれば助かります。
言い方を変えてみると効果があります。
ご質問ありがとうございます。三尾@怒らないよう心掛けるパパです。
私も子どもが言うことを聞かないときは、イライラして怒ってしまうこともあるので、その気持ちはよくわかります。ただ、言い方を変えると意外にすんなり子どもは言うことを聞いてくれます。そんな話し方のコツを3つご紹介しますので参考にしてくれるとうれしいです。

(1)具体的に説明する
子どもが小さいうちは、言うことを聞きなさいと言っても、親が言っていることが解らなかったり、親の説明不足であったりすることがあります。
例えば、「いい子にしてなさい!」「悪いことしちゃダメ!」というような注意は、子どもにとっては何がいいことなのか、解らなかったりします。
ですので、具体的に何をしてほしいのか、解り易いように伝えないといけません。「いい子にしてなさい」ではなく、「ここはうるさくしたらダメなので、静かに座ってるいようね」と、子どもが何をしたらいいか解るように伝えると聞いてくれるようになります。
(2)伝え方を変える
具体的に説明しても、なかなか理解できない子もいます。その場合は伝え方を変えてみることをオススメします。子どもは話を聞いてもピンときていない場合もあります。
例えば、絵を描いて、ダメな例といい例を示してみるとか、写真を使って、「こんな風にするといいんだよ」とイメージしやすいように説明すると話を理解しやすくなります。写真や画像はインターネットで探してみると結構いろいろありますので、ただ口で伝えるのではなく、イメージしやすいような形で伝えるといいですね。
(3)遊び心をくすぐる
さて、子どもは言っていることが伝わったとしても、それをするかどうかは別の問題というケースも多くあります。
言われたことはわかっていても、やりたくないという気持ちがあれば、子どもは動いてくれません。やってはいけないことは厳しく叱るという方法もありますが、毎回叱っていると疲れてきますよね。そんなときは、子どもの遊び心をくすぐってみるといいでしょう。
例えば、「ママと一緒にやろうね~」とか、「片付けゲームだ!」というように、親と一緒にやってみたり、ゲームのように楽しんでみると子どもも積極的にやろうという気持ちが湧いてきます。
いかがでしたでしょうか。
親の言うことを無理にきかせると、反抗期になった時が大変とよく聞きます。子どもの主張も受け入れつつ、ルールはルールで守らせて、うまく子どもと付き合っていけるといいですね。ご紹介したコツを参考にしていただければ嬉しいです。
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)