リスクも多い!? 授乳中に甘いものが食べたくなる理由と対処法
2013年10月23日 | よみものリスクも多い!? 授乳中に甘いものが食べたくなる理由と対処法

ママライターの横山かおりです。
甘いものって、疲れているときなんて特に食べたくなりますよね〜。
今回は私の実体験、そして、保健師さんから言われたことなどを参考に、授乳中に甘いものを食べることについてご紹介していきます。
> 授乳中に甘いものが食べたくなるワケ(P1)
> 授乳中に食べる甘いものの量やタイミング(P1)
> 授乳中に甘いものを食べることによる悪影響8つ(P2)
> 授乳中におすすめの甘いもの(P2)
> 授乳中におすすめのおやつ(P3)
> 授乳中に避けた方がいい甘いもの(P3)
> 授乳中に避けた方がいいおやつ(P3)
> 授乳中に甘いものを食べたくなったときの対処法4つ(P4)
> 授乳中に甘いものを食べ過ぎたママたちの体験談(P4)
> まとめ(P4)
授乳と食事の関係

私も息子を母乳で育てましたが、うちの子は信じられないくらい味にうるさい子でした。ケーキとコーヒーを摂った日なんて、もう最悪。
「まずいまずい!」って言っているみたいに泣き叫んで、おっぱいを突き放すのです。1年ちょっと母乳をあげていましたが、本当に味にうるさかったので、甘いものはあまり食べられませんでした。
それを思うと、やはり食べ物と母乳、味には関係がありそうです。
しかし、海外ではあまり母乳と食事制限については言われていないとか。母乳が詰まっていないのならば、栄養素的には問題ないのかもしれません。
岩波書店の『育育児典』にも、「母乳と食べ物は関係ない」と書かれています。ただ、いろんな説があるのも事実です。
『高塩分・高脂肪の食べ物は乳腺炎の原因になると考えられているが、根拠ははっきりしていない』とWHOも発表しているように、食事と母乳(質や量)の関係性については、実はまだ調査報告が十分ではありません。
とはいっても、母乳の出を良くするために食事の指導がされることもあり、完全に母乳と食事の関係性がないとは言い切れません。
ただやはり高塩分・高脂肪の食べ物が乳腺炎の原因になると考えられている以上、食事に気を使うことはしないよりしたほうがいいと言えるのではないでしょうか。
食事に気をつけることで悪い影響はありませんから、高塩分・高脂肪なおやつやお菓子には注意しておいて損はないと思います。
授乳中に甘いものが食べたくなるワケ

私がお世話になった保健師さん曰く、甘いものが食べたくなる原因には、疲れなどの他にも、自律神経のバランスが崩れて血糖値が低くなっている、食欲中枢がうまく機能していないというものがあるのだそうです。
もしそうであるならば、甘いものは極力控えて、数時間おきに牛乳を飲んだり、ヨーグルトを食べて我慢しましょう。たんぱく質はエネルギー供給を安定させる力があるそうです。
また、元から甘いものが好きだった人は、ストレス解消や体力回復のために甘いものを摂取していたという場合もあるでしょう。
にも関わらず、授乳中だからという理由で甘いものを食べないようにしていると、それがさらにストレスになってしまい、余計に甘いものが食べたくなるのです。
甘いものを食べないと具合が悪くなる、というレベルなら、一度病院へ行って相談してみましょう。
授乳中に食べる甘いものの量やタイミング

厚生労働省によると、授乳中に必要なカロリーは1日約2,300〜2,350kcalとのこと。
朝昼晩の3食を食べて、それでも足りない分のカロリーをおやつやお菓子で補うのがベターです。
甘いものなどのおやつを食べるタイミングとしては、夜間を避けて、午前中に1回、午後に1回など時間を決めておくといいでしょう。
→次ページでは、授乳中に甘いものを食べることによる悪影響を見ていきましょう。