我が子の“お手伝い”を長続きさせるママテク4つ
2013年10月17日 | よみもの我が子の“お手伝い”を長続きさせるママテク4つ

【ママからのご相談】
年少の娘がいるママです。夏休みの間、娘にお手伝いをお願いしたのですが、張り切っていたのは最初だけで長続きしませんでした。長続きする方法はありますか?
長続きしないお手伝い。
ご質問ありがとうございます。
夏休みの間、張り切ってお手伝いに励んでいたのですね。ニコニコしながらお手伝いしている様子が目に浮かぶようです。最初は楽しそうにしていても、途中で飽きてしまうということは、どのご家庭でも経験があるのではないでしょうか。
実際、息子が通う幼稚園でも、夏休み前に、「子どものお手伝い」についてお母さんと話し合う機会があり、どのお母さんも長続きしないことを悩んでいらっしゃいました。そこで、幼児教育のスペシャリストである園長先生に、長続きする秘訣をお伺いしました。
子どもにとっての、『お手伝い』とは……
そもそも、子どもにとっての、『お手伝い』の目的とは何なのでしょうか? 「お母さんを助けたい」「少しでも役に立ちたい」と思うようになるのは、まだまだ先のようです。年少さんをはじめ、『お手伝い』初心者のお子さんは、「お手伝いの動作そのものを楽しみたい」「体を動かしたい」という気持ちが、「お手伝いしたい」に結びついているようです。
お母さんがブラシを使ってゴシゴシお風呂を洗っている、包丁でトントン野菜を切っている……行動そのものに興味を示したときが、『お手伝い』をはじめる合図です。
それでは、お手伝いを長続きさせるために、お母さんがしておきたいこと4つを挙げます。

(1)環境を整える
まずは、子どものサイズで用具を準備しましょう。子どもの手のサイズにあった雑巾、水を入れる量が分かるようにしるしをつけたバケツなど、お子さん専用の用具を準備してあげると、喜ぶはず。用具を置く場所を決めておくことも大事です。
(2)興味があるか、発達にあっているかを考える
その子の発達に合っているものか、興味を持っているかを確認しましょう。
(3)やり方を提示する
子どもをお母さんの左側に座らせて、1つひとつの動作をゆっくりと示してみせましょう。とにかくゆっくり示すことがポイントです。
(4)手順よくできるために順序を考える
いきなりたくさんのことを教えると、子どもが混乱してしまうので、段階をふんで少しずつ教え、できることを徐々に増やしてあげるとよいでしょう。
そして、1つでもできたら大きく褒めてあげましょう。
最後に、私がおすすめするお手伝いを紹介します。
それは、「トイレ掃除」です。毎日使う場所、そして衛生にしておきたい場所だからです。
まずは、トイレブラシでゴシゴシ洗う作業、慣れてきたら、バケツに水を入れて、雑巾を絞って、床をふく作業。できることを1つずつ増やしてあげてください。
トイレにカレンダーをはっておいて、お手伝いができたらカレンダーの日付にお気に入りのシールをはってもいいでしょう。
「できることを少しずつ」。これでお子さんもお母さんもストレスがたまらず、満足のいく、「おてつだい」が実現できることと思います。
【関連コラム】
・子供が喜んでやってくれる「初めてのお手伝い」オススメ5選
・お手伝いをする子供に育てる方法4つ
・子どもにお手伝いの習慣をつけさせるアイディア5つ
・子供を“お手伝いの出来る子”に育てる方法
●ライター/miki(フリーライター)