種類もイロイロ!“圧力鍋”の選び方のコツ
2013年10月15日 | よみもの種類もイロイロ!“圧力鍋”の選び方のコツ

前回、『時間とお金の節約になる“圧力鍋”の利点3つ』で、圧力鍋の魅力についてお話ししました。
そこで今回は、圧力鍋の選び方を紹介します。

“おもり式”と“スプリング式”
圧力鍋は、“おもり式”と“スプリング式”の2種類に分かれます。
おもり式は、圧がかかるとおもりからシュシュと勢いよく蒸気が出て、左右に揺れて圧のかかり具合を知らせます。圧力鍋というと、シュシュと音が出るイメージがよく言われますが、それは、このおもりから蒸気が出るイメージが強いからなのです。
蒸気の音が目立つおもり式と反対で、音が静かなのがスプリング式です。スプリング式は圧がかかりはじめるときに、少しだけシュシュと音がする程度です。圧がかかるとピンが上がり、かかり具合を表示してくれるので音は静か。
私は、スプリング式の圧力鍋を使っていますが、初めて使ったときはイメージと反対で音が静かでびっくりしました。スプリング式は高圧・低圧と圧の切り替えをできるので、用途に応じた圧で、さらに調理時間を短縮させることができます。
どちらがおすすめなの? という声が聞こえてきそうですが、「使うのが初めてでとにかく簡単なもの」をお探しの方は、おもり式。
おもしが揺れて音ではっきり知らせてくれて圧がかかったことが分かるので、時間を計りはじめるタイミングが掴みやすいのが特徴です。
「少しでも時間を短縮できるもの」をお探しの方は、スプリング式。
こちらは多少、表示ピンの上がり具合気にしていないといけないのですが、圧を切り替えることによって、野菜は低圧、お肉は高圧と使い分けることで、食材に合った圧を調整することが可能です。
圧力鍋サイズ比較
・2.5L……一人暮らしの方向け
・3〜3.5L……夫婦2人暮らしの方向け
・4〜4.5L……夫婦+お子さん1~2人位の単世帯の方向け
・6〜6.5L……夫婦+育ち盛りのお子さん、または二世帯の方など、まとめて作ることが多い方向け
圧力鍋炊飯の目安
私の周りでは、圧力鍋で玄米を炊きたいという声が多いので、炊飯の目安を、普段愛用している“WMFパーフェクトプラス”の場合で記載します。
・2.5L……白米4.4合、玄米4合
・3L……白米5合、玄米4.5合
・4.5L……白米7.7合、玄米7合
・6~6.5L……白米10合、玄米9合
時短できて、節約につながる圧力鍋。
気になっている方は、この機会に使い始めてみていかがでしょうか?
【関連コラム】
・時間とお金の節約になる“圧力鍋”の利点3つ
●ライター/小竹三世(キッチンライフアドバイザー)