兄弟喧嘩にうまく対応する親テク3つ
2013年10月12日 | よみもの兄弟喧嘩にうまく対応する親テク3つ

【ママからのご相談】
5歳と7歳の男兄弟がいます。二人ともやんちゃで、ほとんど毎日言い争いしたり、けんかをしています。どうしても力が強いお兄ちゃんがだいたい勝つのですが、弟も負けないように、いろんな手を使ってお兄ちゃんをやっつけようとしています。なかなかけんかを止めようとしてもおさまらず、少しうんざりしています。
うまく兄弟げんかをおさえる方法があれば、教えてください。
ときには二人のけんかを見守りましょう。
ご質問ありがとうございます。三尾@子どものけんかにひと苦労してるパパです。
私の子どもたちも、よくけんかをしていました。歳が少し離れているので、そこまで激しいものでもないですし、上の子がだいたい口で勝ってしまうのですが、その大変さはよくわかります。
特に男の子で歳が近いと、言い争いからどつき合いのけんかになるし、騒がしいので親も大変ですよね。そんなけんかをうまく解決する方法を3つご紹介します。よければ参考にしてくださいね。

(1)ときには子どもたちに解決を任せよう
子どもの兄弟げんかに毎回親が関わって止めるのは苦労しますよね。そうであれば、しばらく二人に任せてみることも1つの手です。
子どもはいつも親が止めてくれるという安心感を持っているので、止めないでいると、「あれ? 今日は変だぞ」というように感じて、自分たちで解決することもあるようです。また、子ども同士のけんかは自分たちを成長させるきっかけでもあります。
自分たちの主張を言い合い、自分の本能でぶつかり合いつつも、ときには相手の意見を聞いたりと、人とのコミュニケーションを一番身近なところで学ぶことができるからです。もちろんほったらかしにして、けんかがエスカレートして危ないことにならないように見ておく必要はありますが、温かい目で見てみるのもたまにはいいかもしれません。
(2)二人で反省させよう
けんか両成敗ではないですが、お互い親の言うことを聞かないのであれば、どちらかが悪いではなく、両方ともに反省させるのもたまにはいいでしょう。
例えば、二人で主張し合っているときに、「自分たちで話あって解決するまでゲームは禁止です。話あって何が原因だったか考えて説明しに来なさい」と二人で解決させるようにするのです。5歳、7歳だと少しハードルが高いかもしれませんが、二人で考えさせると、意外に新たな敵であるママに対して協調するようになることもあります。
お互いの言い分をしっかりと聞こう
兄弟げんかだとどっちかが悪いというように親に訴えてくると思います。親も一部始終をすべて見ているわけではありませんので、子ども達の言い分を聞いて判断せざるを得ないですが、できるならば両方の意見を聞きましょう。
事実が違っていたり、口のうまい上の子が有利な展開になったり、逆に小さい子をかばったりとすると、どうしてもフォローしていない方が嫌な気になります。時には正しい判断をしているケースもありますが、悪いことをした方にも言い分があります。
また、両方の意見を聞く場合は同じ場所で聞くのではなく、別の場所で聞くといいですね。たとえば、お兄ちゃんには、「さっきはああ言ったけど、お兄ちゃんの言い分もわかるよ」と同意をした上で、けんかの原因を聞くと話をしてくれるし、気分もすっきりします。
いかがでしたでしょうか。
男の子のけんかは体を使ってぶつかり合うので、びっくりするかもしれませんが、親がドシッと構えて対処するのが一番いいですね。殴り合いはよくないですが、ある程度なら目をつむってみるのもいいかもしれません。少し様子を見るために、しっかりと子ども達を見守ってあげて、危ないと思ったら仲裁に入ってみてはいかがでしょうか。
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)