小学生の“国語力”を伸ばすために親がすべき教育テク5つ
2013年10月11日 | よみもの小学生の“国語力”を伸ばすために親がすべき教育テク5つ

【ママからのご相談】
国語力を上げる方法についてお伺いいたします。小6の娘のことです。小6の1学期までずっと、国語の点数が良くありません。
文章を書くのも苦手で、読書感想文などでも友達の半分ぐらいしか書けません。思ったことを素直書けば良いと伝えても、それをどう文章に表現したらいいかわからないようです。
国語力は全教科につながる大事な能力だと思いますので、力をつけるいい方法があればアドバイスをおねがいします。
> 小学生の国語が苦手だと他の教科にも悪影響が?(P1)
> 国語力をアップさせる方法9つ(P2)
> 小学生の国語の問題を解くときのテクニック2つ(P3)
> 小学生の国語の教科書で勉強した懐かしの3作品(P3)
> まとめ(P3)
ご相談ありがとうございます。”情熱子育てスタイル”の近藤博幸です。
仰る通り国語力というのは、算数や理科の文章問題しかり、社会の問題しかり、全ての教科に必要なものです。
わが家の小5の息子も最近になってようやく、長文で日記や感想文が書けるようになってきましたが、まだまだ国語力が乏しいからか、国語以外の教科でも文章問題が苦手なようです。
そこで今回は、小学校の先生からアドバイスを受けた、国語力アップのための実践方法についてご紹介させていただきます。
そもそも国語力ってなに?

算数や理科のように、明確な正解というものが分かりづらいこともある“国語”。
そのため、国語の力をアップさせたいと思っても、何に手をつければいいのか迷ってしまいますよね。
ずばり国語力とは、“語彙力”と“論理的思考力”の2つから成り立っています。
論理的思考力は“ロジカルシンキング”とも言われ、これは難しい文章を自分で論理的に読み解き、他の人に分かりやすく伝える力のこと。
国語で出題される問題のほとんどが、この論理的思考力を問うものと言えます。
ただし、語彙力がなければそもそも言葉や文章の意味が理解できず、考えたことを伝えることもできないため、“語彙力”と“論理的思考力”の2つを高めることが国語力を高めることにつながるのです。
小学生の国語が苦手だと他の教科にも悪影響が?

学校で行われる授業は、国語に限らず全て日本語で行われます。授業中に先生が話すことを理解するためには、まず国語力がなければならないのです。
算数のテストであっても文章問題があり、これは計算を始める前に読まなければなりません。
文章問題を読んで理解する能力が高ければ、それだけ問題を解くのに当てられる時間が増え、回答のしやすさも上がることになるでしょう。
話されていることや書いてあることを理解する力が、国語以外の教科でも必要なことは明確。
国語力がなければ、それぞれの教科に向き合うことすら困難になると言えます。
→次ページでは、国語力をアップさせる方法を見ていきましょう。