不在時はどうする? 引越しの挨拶で喜ばれる品物と訪問マナー
2013年10月10日 | よみもの不在時はどうする? 引越しの挨拶で喜ばれる品物と訪問マナー

2013年の夏に9回目のお引越しをしましたフリーライターのパピルスです。
まず、私が過去にお引越しの挨拶で持参した物をご紹介しますと……
(1)旧居(引越前)の土地のお菓子
(2)タオル
(3)洗剤
といったところです。
渡した後の反応を振り返ると、(1)の「旧居の土地のお菓子」というのが一番喜ばれたように感じました。
「珍しいお菓子をありがとう!」「〇〇県からお引越ししてきたんですね」などと、後日話しかけられる機会が抜群に多かったです。
引越しのご挨拶は新居の近隣にお住まいの方とコミュニケーションを取る第一歩ですから、引越前の地域のお菓子は共通の話題作りに持ってこいと言えるでしょう。
> 引越しの挨拶にオススメの品物5選(P1)
> もらった方が嬉しいと感じているのは、どんな物?(P1)
> 引越しの挨拶回りをする範囲(P2)
> 引越しの挨拶に最適な時間帯(P2)
> 引越しの挨拶で伝えるべきこと(P2)
> 引越しの挨拶で渡す品物の“のし”の書き方(P3)
> 引越しの挨拶をした際に不在だったときの対処法(P3)
> 一人暮らし女性が引越しの挨拶で注意すること(P3)
> まとめ(P3)
引越しの際に挨拶へ行く人の割合

引越しの見積もりサービスを行う『引越し侍』が2014年に行ったアンケート調査『近所への引っ越しの挨拶回りについての実態』によると、引越しの際にご近所へ挨拶を「退去時・入居時どちらもした」と答えた人の割合は、30%でした。
なお、「挨拶をしていない」と答えた人は37%、「入居時のみした」と答えた人は26%、「退去時のみした」と答えた人は5%となっています。
入居時・退去時に関わらず、何らかのタイミングで引越しに際して挨拶を行っている人は、61%になることがわかります。
ちなみに、家族での引越しの際の挨拶回りについては、「入居時のみ」「退去時のみ」「入居時・退去時どちらも」という回答を合わせると82%の人が挨拶をしているという結果になりました。
家族で引越しをする際には、多くの人がご近所へ挨拶をしていることがわかりますね。
引越しの挨拶にオススメの品物5選

(1)タオル
何枚あっても使えるタオルは、年齢・性別問わず挨拶品としてオススメです。
価格も安いため、ご近所へ配るのにも安心。不在でなかなか手渡しできないお宅にも最適でしょう。
ただし、柄物には好みが出て使ってもらえない場合もありますので、白や薄い色で無地にするのが無難です。
(2)お菓子
お子さんのいるご家庭で喜ばれるのがお菓子。特に洋菓子はかわいくラッピングされたものや、箱に入ったものが多いので、見栄えも良いです。
ただ、賞味期限には注意が必要。不在がちのお宅になかなか渡せないうちに賞味期限が切れてしまった……なんてことにならないよう、賞味期限の長い焼き菓子を選ぶといいでしょう。
(3)お茶
賞味期限が長く、来客時にも重宝するお茶や紅茶もいいでしょう。
ティーバッグに入ったものだと使い勝手が良いのでオススメです。
(4)地域指定のゴミ袋
実用的な消耗品といえば、ゴミ袋。地域で指定されたゴミ袋を使用しなければならないところでは、必ず使うことになるため、喜ばれるでしょう。
(5)乾麺
賞味期限が長く、日持ちするそばやうどんといった乾麺も、引越しの挨拶品としてはオススメです。
もし、自分の出身県の名産に乾麺があれば、それを渡すと喜ばれるでしょう。
もらった方が嬉しいと感じているのは、どんな物?

それでは、実際に引越の挨拶品をもらった側の方はどう感じているのでしょうか?
株式会社ムーバーズが行った、「引越し挨拶で、もらって嬉しい御挨拶の品はなんですか?」というアンケートをご紹介します。
これによると、回答数の多かった順に、
・お菓子・菓子折り……26.5%
・タオル・ふきん……15.8%
・日常の消耗品・生活用品(ゴミ袋・ラップ・アルミ箔他)……14.5%
・洗剤(洗濯用・食器用)……10.7%
・食べ物(蕎麦・そうめん・海苔・サラダ油他)……6.5%
と続きます。
ポイントは、「日持ちする(生ものは厳禁)」「いくつあって困らない」「実用的」といったところでしょうか。
そういうったことをふまえると、「タオル・ふきん」はシンプルで、好みに左右されないような物が好ましいでしょう。
→次ページでは、引越しの挨拶回りをする範囲について見ていきましょう。