ゲームに夢中になる子供への対処法
2013年9月30日 | よみものゲームに夢中になる子供への対処法

【ママからのご相談】
子どもがゲームに夢中になって困ります。家では、「ゲームは1日30分まで」と言って聞かせています。すると子どもは、「遊びに行ってくる」と言って出かけますが、なんのことはない、近所の公園で友だちと携帯用のゲームをしています。ゲームに夢中になっている子どもの対処法を教えてください。
親が身をもって示すといいのではないでしょうか。
こんにちは、ミクノです。
子どもっておもしろいですよね。外に遊びに出かけても、まだゲームをしているんですもんね。公園でゲームをすれば、「一応」外で遊んだことになるという子どもらしい、「抜け道」を知ってしまっています。

さて、元教師の先生曰く、「子どもにゲームよりおもしろいことを提供すれば、子どもはゲームに熱を上げなくなる」とのこと。
これは正直、大変かもしれません。たとえば、親が子どものゲームを取り上げたとします。すると、今度は親がゲームに熱中する。こういう事例はいくつもあるそうです。ご経験のある方も多いのではないかと思います。
しかし、そうは言うものの、少なくとも高校生くらいまでは、ゲームよりおもしろいことを子どもに提供する環境が日本にはありますよね。
学校の勉強がつまらないのであれば、放課後には部活動がある。部活動に強制参加という学校が今どれくらいあるのか知りませんが、友だちがバスケットをやっていたら、なんとなく、「ぼくも(私も)やってみようかな」という感じで、徐々にゲーム以外のことに興味関心が向く。
日本の教育制度について、テレビや新聞その他で、エライ先生がいろんな批判をしていますが、成長過程に沿ったかたちで子どもに、「新しい興味関心」を持たせる工夫がある。これは日本の教育制度のいい面のひとつかもしれません。
小学校のうちは部活動がないでしょうし、学校が終われば暇な時間は山のようにあるわけですから、多少ゲームに熱が入ってもしかたないですよね。親が、「本を読みなさい」と言ったところで、やっぱりゲームはおもしろいのだから。
中学・高校と成長するにしたがって、ゲームどころではなくなるのではないでしょうか。それでもゲームに熱を上げるお子さんであれば、親がゲームを取り上げて、親が朝までゲームをしてみたらいいかもしれません。「ゲームに熱中しすぎるとロクなことがない」というのを、親が身をもって子に示すということです/
それにしても、ゲームって楽しいですよね。1円の得にもならないけど。
●ライター/ミクノトモ(作家・コラムニスト)