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『ピグマリオン効果』に学ぶ、親が子供の可能性を信じる重要性

『ピグマリオン効果』に学ぶ、親が子供の可能性を信じる重要性

【ママからのご相談】
小学1年生の男の子の母親です。夏休みも過ぎ、親子共々小学校生活にだいぶ慣れてきました。ただ慣れると共に、息子の学校での成績や普段の生活態度など、心配な事も増えてきました。子供が大きくなるにつれて今以上に大変になると思いますが、“低学年児童の子育て”をする上で、秘訣とか大事な事など何かアドバイスがあればお願いいたします。

a すべては、「子供を信じる事」から始まります。

ご相談ありがとうございます。“情熱子育てスタイル”の近藤博幸です。

小学校入学当初は、親も子供も新しい生活に慣れる事で精一杯だったのでしょうね。

そして、学校生活に慣れてきてちょっと気持ちが落ち着いた頃に、自分の子育ての仕方や、学校での成績、日常生活のしつけなど色んな事が不安に思う、お気持ちよくわかります。

では、その不安の根っこは何でしょうか。

子育てに対する漠然とした不安、子供が少しずつ親の管理世界から離れて行き、自分の世界を構築していく事、いわば巣立ちに対する不安だと僕は考えています。

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今回は、子供を育てる秘訣の一つ、巣立って行く子供の可能性を「信じる」事について、小学校からのお便りを参考にしながらご紹介させて頂きます。

『ピグマリオン効果』という言葉を聞いたことはありますか?

「人は他者に期待されるほど意欲が引き出されて、成績が向上する」という状況を示す教育心理学の法則です。

以下は、そのお便りから一部引用したものです。


米国のハーバード大学の著名な教育学者が、ごく普通の小学校で数か月に渡って、子供の調査診断活動を行った。その最後に1枚のリストを残し、それには将来学力が伸びるに違いない子供の名前が書いてあった。一流大学の教育学者から、将来の学力のお墨付きをもらったのである。

しかし、その小学校の先生は首をかしげた。優秀な子もいるがこの子は? という子も沢山いたからである。1年後の学力テストでリストに載っていた子は、例外なく全員学力が向上していた。教育学者の調査と研究の深さに驚いたのであった。

ところが驚くのはその先で、そのリストはサイコロを振って当たった子の名前だった。

この子達の学力を向上させたのは、

「子供を見つめる親・教師・周囲の目」
「この子は才能ある伸びる子」

と信じて期待した。それだけで学力が向上したのである。


以上です。

簡単な様で、本当はすごく難しい事だと思います。逆に言えば、「この子は勉強も運動もできない、才能がない」と思い込み期待せずにいれば、その通りになるのでしょう。親だって人間ですから、我が子といえども様々な感情が入り混じって来るのも仕方ありません。そこにはマイナスの感情もあるでしょう。

けれども、そんなマイナス感情を吐き出す前に、一呼吸置いて心を落ち着かせる事が大事です。この心を落ち着かせる事によって、少しだけ冷静になれるのです。

そして、冷静な心で改めて子供の可能性を、「信じる」のです。もっともっと子供を信じる(親が信じなきゃ、誰が信じる)、巣立っていく子供の事、親が知らない子供の事を心配でもやっぱりその可能性を信じてあげる。それが一番大事。


いかがでしたでしょうか。

子供の能力を伸ばすも、ダメにするのも、結局は周りにいる大人次第。

僕自身も、子供の言う事にもっと真剣に目を向けて、そして、心の底からその可能性を信じてみようと改めて思いました。

●ライター/近藤博幸(パパライター)

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