言葉が遅い“2歳”の我が子への対処法3つ
2013年9月21日 | よみもの言葉が遅い“2歳”の我が子への対処法3つ

【ママからのご相談】
5歳ともうすぐ2歳の子どもがいます。上の子のときと違い、下の子の言葉が遅い気がしています。周りの同年月の子どもはいろんな言葉を話し始めているのに、うちの2歳の子はまだほとんど話ができません。たまに言葉を発しますが、何か問題があるのか不安になってきます。
どこかに相談に行った方がよいのでしょうか。アドバイスがあればお願いいたします。
ゆっくり見守ってあげることが大事です。
ご質問ありがとうございます。三尾@子どもと話すのが大好きなパパです。
私も小さい子がいるので、周りの子と比べて成長が遅かったり、できないことがあると少し不安になってしまうので、あなたのご質問はよくわかります。子どもの成長については、育児書にガイドがあったりしますが、そこから遅れていると不安になりますもんね。でも、言葉については耳が聞こえなかったり、音をうまく発することができていないのであれば、パパママの努力で言葉が増えていくといろんな本に書いてあったり、知り合いのママからも聞きます。
子どもの成長をゆっくり見守ることが一番大事ですが、対応法もあるので、3つご紹介します。

(1)遅い子は言葉をためている
「うちの子どもは言葉が遅い」と考えている親は結構いると思います。でも、あせらなくても大丈夫です。だいたい言葉が遅い子は、言葉をためこんでいると言います。ためこんでいる子は、突然いろんな言葉を話すようになります。
私の知り合いでも、2歳になるまでほとんどしゃべれなかったのに、急にいろんな言葉をしゃべりだしたりと、ためこんでいる事例を聞いています。あせらず子どもを信じて、無理にしゃべらせようとせず、語りかけてあげることですね。
(2)子どもを笑わせてあげる
子どもの言葉が遅い場合でも、「適切な対処法をとれば子どもの言葉は増える」と言葉が遅い子どもを教える専門家の方がおっしゃっていました。一言で言うと、子どもへの様々な働きかけが大事だそうです。それができるのは、やっぱり一番近くにいる親ですよね。
そして、言葉が出てくるようになるには、教えるのではなく、経験させることが大事です。経験させることで情緒が芽生え、それらが豊かになることが、「話す」能力を身につけるために必要なことになるそうです。情緒は、笑うことで発達することがわかっているので、どんどん子どもを笑わせてあげればいいですね。
逆に、言葉につまずいている子はあまり笑わない子が多いそうで、笑わせることで言葉の数が増えたという事例がいろんな本に書いてあります。
(3)体を使って遊ぼう
子どもは体を使った遊びが大好きで、親と一緒に遊ぶことで、「笑い」も増えます。笑いが増えることで言葉が増えるので、子どもが大好きな体を使う遊びを見つけて、何回も遊んであげることをオススメします。最低でも、1日3回は笑わせてあげるといいですね。
定番ですが、「たかいたかい」「ブランコ」「ヘリコプター」「おうまさん」など、体力があるパパが積極的に遊んであげるといいかもしれません。うちの子どもも不機嫌でも、体を大きく使う遊びをすると、すぐにご機嫌になって笑ってますから。
いかがでしたでしょうか。
確かに言葉が遅いと心配になってしまいますが、まずは子どもに語りかけて、じっくり見守ってみてはいかがでしょうか。少しずつ言葉が増えてくれば問題ないと思います。
それでも不安であれば、ネットでも周りの人でもいいので、ベテランのパパママに聞いてみると、子どもが同じように言葉が遅くて不安になってたけど、ちゃんと話せるようになったというような経験談を聞かせてくれるかもしれません。
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)