“ワーキングママ”と“フルタイムママ”で違う苦労話
2013年9月11日 | よみもの“ワーキングママ”と“フルタイムママ”で違う苦労話

【ママからのご相談】
私は子どもを親に預けて、少しだけ家で仕事をしています。保育園ではなく親に預けるので時間に融通もききますし、子どもが病気の時でも預けられます。もちろん、急な発熱で早退するなんていうこともないです。自分が病気の時にも、外出する時も、親に預けられます。
友人たちにこの環境を、「おいしいとこ取りで羨ましい」と言われました。ワーキングマザーとフルタイムマザーのおいしいとこ取りだそうですが、どちらも経験ないのでわかりません。それぞれどこが大変だと思いますか?
こんにちは! 暮らしニスタ、小澤あきです!
前回、『比較検証! “ワーキングママ”と“フルタイムママ”の生活リズムの違いとは?』で比較してみましたが、今回は質問形式にして掘り下げてみようと思います。

「それぞれ、大変だと思うところはどこですか?」
— ワーキングママの答え
とにかく時間に追われていること。家では子供相手だから、家事なども思っているように進まなかったり、小学校の行事ごとの事もありますし……。仕事は山盛りでも、定時に帰宅しなければいけないから、急な残業は難しいです。家でも職場でも時間配分が大事かも……。
あとは、自分の時間がない事(笑)。主人の協力がないと難しいですね。
— フルタイムママの答え
一人になる時間がないこと。家のこと、子どものことばかりになり、自分の時間が作りづらいこと。良くも悪くも、育児や家事ばかりと向き合いすぎてしまう。家事、育児だけで家の中にこもりがちの暮らしをしていると、社会に取り残されているように感じる。
「それぞれ、よかったと思うところはどこですか?」
— ワーキングママの答え
妻、母としてだけではなく、一社会人としての自分がいる事でメンタルバランスがとれます。家でイライラしてしまっても、会社で色んな人とコミュニケーションをとる事でイライラもなくなって、リフレッシュできます。逆に会社で落ち込む事があっても、家族との時間で、「明日も頑張ろう!」って思えます。
— フルタイムママの答え
四六時中家の中にいることを悲観せず、むしろ活かすようにしていたら、それはそれで暮らしが充実したものに。子どもとの時間を多く持てることも(時にこれが辛いけれど!)、ありがたいことと思います。
「仕事をしている、またはしていないことでご主人と衝突したことはありますか?(あれば)それはどんな時ですか?」
— ワーキングママの答え
働いているママさんは皆さん同じだと思いますが、仕事をしていれば多少は家庭を犠牲にしてしまう事があると思います。それが行き過ぎてしまったりするときでしょうか。
— フルタイムママの答え
育児や家事は、仕事や労働としては捉えてもらえないので……いろいろあります!(笑)
「仕事をしている、していないことでご主人との関係にプラスになっているところはどこですか?」
— ワーキングママの答え
仕事の話で共感できる事。分かるからこそ、「うんうん」って聞いたり、「そこはこうじゃない?」と意見交換ができたりします。二人とも組織に揉まれているなぁ~って。
あとは、お互い社会に出てれば色々な人と出会います。だからこそ、常に向上心を持てます。
— フルタイムママの答え
主人が仕事をしやすいような環境作りのサポートができること。
いかがでしたか?
ワーキングママは、仕事と家庭の両立という男性的立場に育児が加わる大変さがあるように思いました。フルタイムママは、家庭しかないということが生み出す大変さがありますよね。
いずれにせよ、どちらも大変! 家族の理解や協力は、どちらのママにも必要ですよね!
女性が社会進出するようになったのですから、男性も家庭進出しないとバランスが取りづらくなっているかもしれませんね。
【取材協力】
・喜多ひろみさん(31)
・子どもの年齢・性別:6歳/女の子
・職業:アパレルプレス(就業年数1年半)
・産後1年半でアパレル販売員に復帰。産前もアパレルで販売員をしていました。
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・“ワーキングママ”と“フルタイムママ”の生活リズムの違いとは?
●ライター/小澤あき(読者モデル、ライフオーガナイザー2級)