ゲーム機をねだる子供への対処法3つ
2013年8月24日 | よみものゲーム機をねだる子供への対処法3つ

【ママからのご相談】
小学校3年生の息子がいます。わが家ではゲームを持たせないようにしているのですが、最近子どもが、「周りの子はみんなゲームを持ってるよ。なんでうちは買えないの?」とねだってきます。ゲーム機がないせいで、周りの子との関係がうまくいくかどうかも心配です。
こういうときは、どう考えたらよいでしょうか。アドバイスがあればお願いします。
わが家には“わが家のルール”があることを伝えましょう。
ご質問ありがとうございます。三尾幸司@ゲームが好きなパパです。
子どもは欲しい物があると、あの手この手で親を説得しようとしますよね。特に小学生の男の子だと、友達がみんな持ってるからとゲーム機を欲しがるのはよくわかります。各家庭によって教育方針が違うので、ゲーム機を持たせない家もありますが、持っていない子どもは持っていないなりに、うまくやっているケースもあります。
とはいえ、子どもからそんな風に言われると対処も困ると思いますので、聞いた話の中で有効な、いくつかの対処法をご紹介します。

(1)ダメというのではなく受け止める
まず、子どもからゲームが欲しいと言われたら、いきなり「ダメ」と否定をせずに、「そうなんだ。ゲームが欲しいんだね」と受け止めてあげましょう。理由もなく否定されると、「なんで?」と思ってしまいます。そして、なんでゲームを持たせたくないのか、自分の子どもに対する心配事を伝えましょう。
いきなり否定するよりも、いったん受け止めることで子どもが話を聞きやすくなるようです。
(2)わが家のルールを教える
人の家庭は人の家庭であり、自分のところとは違うことを説明しましょう。例えば、自分の家のルールとして、「高価なものはお年玉で買う」とか、「おこづかいを貯めて買う」とか、「ゲームは買ってもいいけど、時間を守ってやる」とか、家庭のルールを決めて子どもに説明するといいですね。
確かに、ゲームを持っていないことで仲間外れになってしまうようなケースもあります。それがどうしても嫌な場合は、買ってあげることも1つの選択肢だと思います。ただ、買ってそのまま与えるのではなく、しっかりとルールを決めることが重要ですね。
(3)本当にほしいものなのか考えさせる
子どもに言われたものが、本当に欲しい物なのかどうかを考えさせてみるのもいいでしょう。
例えば、欲しい物を一覧にしてもらい、今、欲しい物が本当に一番欲しい物なのかどうか一晩考えてもらうと、考え方も変わったりすることもあるようです。特に、すぐに何でも欲しがる子の場合は有効ですね。
いかがでしたでしょうか?
確かに子どもの欲しいものというのは、子どもとのやりとりがめんどくさくなって、すぐに買ってしまったり、「ダメ」とすぐに否定したりしまいがちですが、子どもの意見を聞きつつ、しっかりと親の気持ちを伝えることも大事なことなんじゃないかと思います。
そういうやりとりも子どもが小さいうちだけなので、楽しむ気持ちで接してみてはいかがでしょうか。よければ、今回の方法も活用してもらえるとうれしいです。
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)