シングルマザー弁護士が教える、 シングルマザーの実態と支援制度
2013年8月20日 | よみものシングルマザー弁護士が教える、 シングルマザーの実態と支援制度

シングルマザーになってよかったこと

シングルマザーには、パートナーと死別したパターン、パートナーと離婚したパターン、婚外子を産んだパターンなどがありますが、以下では離婚したパターンを中心にお話ししていきます。
夫からの解放
『なんといってもDV夫から解放されたこと! 経済的には苦しいけど、気持ちは楽になった』
『帰ったらすぐ寝る夫が正直嫌いだった。今は子どもと二人きりでいられるから幸せ』
『夫の浮気がどうしても許せなくて離婚。開放感がヤバい』
これらはネット上にあったシンママの声を集めたものですが、「夫からの解放」を喜ぶ声はとても多いですね。
経済的には苦しくなりつつも、精神的には楽になったというシンママは少なくないようです。
実家に頼れる
世のシンママが感じているメリットの一つとして、“実家に頼れる”ということもよく挙げられます。
結婚していたときは遠慮して実家に頼れなかった人でも、離婚したことで子どもを預ける理由ができ、素直に頼れるようになったという方もいるようです。
また、子どもを預けるだけでなく同居することができれば、毎月の家賃から解放されます。
保育園いらず、家賃いらずと考えれば、たしかにメリットと感じるのも頷けます。
子どもを2倍愛せるようになる
パートナーと離別して母子家庭として生活していると、子どもとの距離感に異変が起きることも多いようです。
とくに子どもへの愛情が深まったという人は多く、ネット上では、
『父親がいない分、私が愛情を注がなきゃっていろいろ頑張った。今では離婚前より子どもを愛してる』
『「私しかいないんだ」と思うと中途半端には愛せなくなった。大好き』
といった声が数多く見られます。
「自分のせいで不幸にしてはいけない」という思いが、親子の愛情を深めるきっかけになっているのかもしれませんね。
一人の時間を持てる
張りつめた毎日を送る中で、自分一人の時間を持ちたいと思うこともあるでしょう。
このとき、旦那さんがいれば、夜になっても自分一人の時間を作ることは難しいことが多いでしょうが、シングルマザーであれば、子どもを寝かせてしまった後は自分の時間にすることができます。
何をしようと怒られるようなこともなく、自由な時間が持てるのです。たまには息抜きをして、思い切り羽を伸ばす時間も必要でしょう。
→次ページでは、シングルマザーになってつらかったことを見ていきましょう。