シングルマザー弁護士が教える、 シングルマザーの実態と支援制度
2013年8月20日 | よみものシングルマザー弁護士が教える、 シングルマザーの実態と支援制度

シングルマザーにおすすめの仕事4つ

(1)保険外交員
保険商品を営業する仕事で、契約数を増やすことで手当が支給されることが多いようです。
比較的、就職しやすい職種と言われており、勤務時間に融通が利くこともメリットと言るでしょう。
福利厚生などもきちんと整備されているのはうれしいポイントです。
(2)家事代行
主婦のスキルを活かせる仕事として、家事代行もおすすめです。自分で働く日を決められることが多いため、子育てをしながらでも働きやすいでしょう。
ただし、給与面ではあまり好条件がのぞめないため、子どもが小さくあまり仕事に力を入れられない時期などに副業的に活用するのがいいかもしれません。
(3)介護職
働き方に多様性があるため、家庭の状況に合わせて働き方を変えることができます。
介護事務に関しては、短期間の勉強で資格取得が可能と言われているので、ぜひとも取得しておくといいでしょう。
また、介護の仕事をしながら、介護福祉士の資格を取ることも可能です。長期的なキャリア形成の面でもメリットの多い職種と言えるでしょう。
(4)調剤薬局事務
薬剤師のサポートがおもな業務で、受付や明細書の作成などを行います。
調剤薬局は全国にあることから、引越しなどが必要になった場合でも、仕事を探すときに困ることは少ないでしょう。
また、勤務時間も休日がしっかりと定められているため、子どもとの時間を確保したいという人にとっても向いているお仕事です。
シングルマザーの支援制度9つ

(1)児童手当
離婚していなくてももらえますが、振込口座が夫名義のままということがあります。早めに手続きをしましょう。
3歳未満1万5,000円、3歳~15歳の3月31日まで1万円。所得制限あり。児童手当でもらえる金額は、“所得制限”にかかっているか否かで大幅に変わってきます。
また、自治体によっても金額や条件は変動しますが、今回は神奈川県の川崎市を例にして紹介いたします。
まず、所得制限にかかっていない場合に受給できる金額(月額)は以下の通りです。
・3歳未満……15,000円
・3歳〜小学校卒業前……10,000円
・3歳〜小学校卒業前(第3子以降)……15,000円
・中学生……10,000円
ちなみに、所得制限にかかっている場合は、一律5,000円となります。
所得制限の基準は、
・扶養親族が0人……833万3千円
・扶養親族が1人……875万6千円
・扶養親族が2人……917万8千円
・扶養親族が3人……960万円
となっています。シングルマザーの平均所得を考えると、よっぽどのことがなければ引っかかりません。
→次ページでも、引き続きシングルマザーの支援制度を見ていきましょう。