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“MOTTAINAI”を伝える食育! 子どもに食事のありがたみを実感させる方法

“MOTTAINAI”を伝える食育! 子どもに食事のありがたみを実感させる方法

【ママからのご相談】
6歳と9歳の男の子がいます。今年のゴールデンウィーク明けから私も仕事を始め、疲れた時や正直言って食事の準備が面倒な時は、外食するようになりました。家ではあまり食べ残しはないのですが、外食になるとはしゃいでしまい、叱ると、「もういらない!」と頼んだ料理の半分も食べません。

どうしたら、外食でも落ち着いて食べてくれるようになりますか?

qa_a おうちでの食事時に、「MOTTAINAI」をきちんと教えましょう。

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。

お仕事で疲れたから外食で……と思ったのに子供達が大はしゃぎ! これではかえって疲れてしまい、お母さんのストレスになってしまいますよね。

そこで今回は、普段のお食事でのコミュニケーションを通して、外食時でも食べ残しをしないような心を育むお話をご紹介させて頂きます。

「もったいない」という日本語は、今や「MOTTAINAI」となり、世界中に広まっている言葉です。しかし、私達日本人の間では逆に、「もったいない」という言葉はエコ活動に関心のある人や、年配の方達以外では聞かれなくなってしまっているのではないでしょうか?

まずはお母さん、お父さんが地球の食の現状を知って、子供達に伝えて頂きたいと思います。

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「お腹がすいたら食べるものがある」は当たり前じゃない

平成17年に施行された「食育基本法」に基づき、NPO日本食育インストラクター協会が提唱する「食育の3本柱」の1つに、「食料・環境について考える」というものがあります。

ここで地球規模の食糧事情が紹介されているのですが、現在、この地球上で豊かな食生活(お腹がすいたら、いつでも食べるものがある)をしている人は、わずか8%。9億人以上の人が栄養失調状態に陥り、3秒に1人が食べるものがなく餓死しているといわれています。

食べ残しは、「MOTTAINAI」を徹底しましょう

私達日本人はそのわずか8%に入っているにもかかわらず、同協会の調査によると、カロリーで計算すれば、一人当たり1日約700キロカロリーもの食料を捨てているのです。もし、この700キロカロリー分の食糧を飢えた子供達に届ける事が出来たら、その子供達の命を救うことが出来るのではないでしょうか?

まずはご家庭でお母さんが、「食べ盛りだから」と作り過ぎず、残ったものは、「もったいないから、また一緒に食べようね」と食べ物を大切にする気持ちを育んであげて頂きたいと思います。

気持ちを落ち着かせる栄養素が不足していませんか?

カルシウムやビタミンB群は気持ちを落ち着かせる栄養素として知られていますが、カルシウムはマグネシウムと同時摂取することで働きが良くなるので、小魚と胡麻を組み合わせてみたり、おやつに牛乳とナッツを与えたりするのもいいでしょう。そして、ビタミンB群は豚肉や玄米等に多く含まれているので、普段の食事に積極的に取り入れるといいでしょう。

また、加工食品や清涼飲料水にはカルシウムの吸収を悪くする“リン”が多く含まれているので、出来るだけ避けてあげて下さいね。


普段から食べ物を大切にする気持ちを育み、そして、以前書かせて頂いた『「いただきます」と「ごちそうさま」の本当の意味』を合わせて子供達に伝えていくことで、外食時、嬉しくて多少はしゃいでも、“きちんと食べるものは食べるべき”だと、子供達も分かってくるのではないでしょうか。

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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